世界的にも珍しい人ウイルスの人工合成技術を研究している神谷亘教授=前橋市昭和町の群馬大学大学院で、鈴木敦子撮影 終息の気配が見えない新型コロナウイルス。群馬県内でも感染者が確認され、緊張感が高まっている。有効な治療薬がない中、国内で唯一、創薬にもつながるコロナウイルスの人工合成技術を持つ群馬大大学院の神谷亘教授(ウイルス学)に話を聞いた。【庄司哲也、鈴木敦子】 「コロナウイルスは変異しやすいことが分かっている。治療薬がない現状では、まず感染を抑え込むことが重要だ」と神谷氏は説明する。 ウイルスは体内に入ると細胞内で増殖する。このとき遺伝子のコピーが作られる。変異とはその際のコピーミスのこと。人から人へと感染を繰り返すうちにウイルスがどう変異するかは分からない。「感染防止には休校やイベント自粛なども一つの有効策」という。 新型コロナウイルスは2002年に中国で感染が広がった重症急性呼吸器症候
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