自民党の菅義偉総裁は16日発足の新内閣で、防衛相に岸信夫元外務副大臣を起用し、萩生田光一文部科学相を再任する方向で調整に入った。
自民党の菅義偉総裁は16日発足の新内閣で、防衛相に岸信夫元外務副大臣を起用し、萩生田光一文部科学相を再任する方向で調整に入った。
<自民党も民主党も駄目となっていたから、安倍政権は「官邸」主導の政治を繰り広げた。今回の「後継選出」がしらじらしい背景には、いくつかの問題が横たわっている> 9月16日、日本の国会で新たな首相が選出される。だがこれまでのニュースを見ていて、どこかしっくりこない。何か本質的な問題があるのを知っていながら、それを隠して無理に騒ぎ立てている感がある。 本質的な問題は、今の日本の統治体制は死に体になっている、ということではないか。世論は2009年に自民党の政治と人に愛想を尽かして民主党政権を生んでみたものの、消費税を増額されて幻滅し、2012年に民主党を政権からたたき落とす。つまり自民党も民主党も駄目となったこの時点で、日本の統治体制は死に体となったのだ。2012年に返り咲いた安倍政権は、だから「自民党」はできるだけ表に出さず、「官邸」主導の政治を繰り広げた。 政権が長期化するにつれて自民党は再び
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