米ファイザーは15日、新型コロナウイルスワクチン候補の後期臨床試験(治験)で、被験者に軽度から中度の副作用が発症したと明らかにした。ニューヨークで昨年7月撮影(2020年 ロイター/BRENDAN MCDERMID) 米ファイザーは15日、新型コロナウイルスワクチン候補の後期臨床試験(治験)で、被験者に主に軽度から中度の副作用が発症したと明らかにした。 投資家向けプレゼンテーションで、副作用には倦怠感や頭痛、悪寒、筋肉痛が含まれると説明。一部の被験者では高熱を含む発熱が見られたとした。治験は「盲検法」で実施されており、各被験者がワクチンか偽薬のいずれを投与されたかは分からない。 ファイザーによると、現時点で独立監視委員会から試験を中断するよう提言は受けていない。 同社のワクチン研究開発責任者は、独立監視委員会は被験者がワクチンまたは偽薬のいずれを投与されたかを示すデータにアクセスできること