米国の大麻産業は長期的な成長が見込めるというのが大方の見方だ。しかし、現行法や規則を改正するだけでは解決できない大きな課題もいくつかある。 そこで大きな力となり得るのが人工知能(AI)だ。大麻産業ではこれまで、新技術が積極的に導入されてきたわけではない。しかし、投資家が大麻産業へ大金を注ぎ込むにつれて、この状況は間もなく変わるだろう。 では、AIによってどのような影響が生まれるのか? 大麻投資信託会社クロップ・インフラストラクチャー・コーポレーション(CROP Infrastructure Corp.)のマイケル・ヨーク最高経営責任者(CEO)はこう語る。 「センサーや高解像度カメラにAIを採用することで、水分量、phレベル、温度、湿度、栄養分、光量、二酸化炭素(CO2)レベルなど、生育環境における複数の要素を監視・調整できる。こうした要素の監視・調整は、生産者が栽培可能な大麻の質と量を大