The Government Pension Investment Fund (GPIF) logo is displayed on a window at the GPIF headquarters in Tokyo, Japan. Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg 世界最大の年金基金、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2020年1-3月期に18兆円近い運用損を計上した。損失の額、率とも自主運用を始めた01年度以降で四半期として過去最悪。新型コロナウイルス感染の世界的な流行を受けた株価の急落で保有資産の評価損が膨らんだ。 GPIFが3日に発表した資料によると、19年度第4四半期となる20年1-3月期の運用損失は17兆7072億円。収益率はマイナス10.71%と急激に悪化し、3月末の保有資産残高は150兆6332億円に縮小した。第3四半期末で