米食品医薬品局(FDA)は22日、米ギリアド・サイエンシズの抗ウイルス薬「ベクルリー」(一般名レムデシビル)を承認した。新型コロナウイルス感染症(COVID19)の治療で正式な承認を得た薬の第1号となった。 FDAは5月にレムデシビルの緊急使用許可(EUA)を付与。それ以来、COVID19入院患者の治療で幅広く利用されてきた。トランプ大統領が今月コロナと診断された際も治療にレムデシビルが使われた。 他社の薬も市場に投入され始めているが、正式な承認が下りたことは、レムデシビルをコロナ治療の主力薬として確立するのに寄与する見込みだ。 ギリアドの株価は22日の時間外取引で一時4.1%上昇。ブルームバーグが集計したアナリスト13人の予想によると、レムデシビルの今年の売上高は21億7000万ドル(約2280億円)に上る見通し。 関連記事
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