被災地に雨、不安な夜 避難所家族ら「家怖い」―コロナ対策で間隔確保・熊本 2020年07月06日11時42分 体育館に避難した住民ら=6日午前、熊本県芦北町 記録的豪雨により22人が死亡した熊本県は、6日も強い雨に見舞われた。土砂崩れや河川氾濫などの恐れが強まる中、住民らは二次災害への不安を抱えたまま、避難所などで不安な一夜を過ごした。 熊本豪雨、死者22人に 雨の中、捜索続く―17人心肺停止、11人不明 氾濫した球磨川下流にある同県八代市。約100人が身を寄せる市総合体育館では、新型コロナウイルス対策で数メートル間隔で毛布などが敷かれ、避難した住民らが寝そべったり会話したりして過ごしていた。 道路が冠水し、孤立状態が続く同市坂本町に住む吉田嘉治さん(84)は5日午後、妻と共に一時避難していた高台からヘリコプターで救助された。「衣食住があるので何とかしのいでいるが、年だから注意しないと。コ
【北京=西見由章】新型コロナウイルスの感染押さえ込みを「人民戦争」と位置付ける中国当局は、感染者の隔離違反などに「死刑」の適用も辞さない厳罰キャンペーンを展開している。行政、立法、司法の三権の上に中国共産党が君臨する体制は、危機対応策にスピード感が得られる半面、権力の暴走や冤罪の発生を生む危うさもはらむ。 「犯罪分子を震え上がらせよ」。中国の最高人民法院(最高裁)や最高人民検察院(最高検)、公安省などは2月6日、新型肺炎の防疫措置を妨害する犯罪の厳罰化に関する「意見」を通知した。感染者が隔離治療を拒否して公共の場所に進入したり、公共交通機関を利用したりした場合は刑法の「公共安全危害罪」を適用するとした。 同罪は主にテロ防止を念頭に放火や起爆、放射性物質や伝染病病原の散布といった犯罪について規定し、最高刑は死刑だ。ウイルス感染者による公共の場への立ち入りまで適用対象とする拡大解釈が、当局の通
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