約7万6000件の指紋データが保管されたウェブサーバーがインターネット上で誰でも見られる状態になっていたと、研究チームが3月11日付のブログで明らかにした。保護されていない状態で発見されたこの指紋データは、ブラジル企業のAntheus Tecnologiaが収集したもので、指紋に加えて従業員のメールアドレスと電話番号も含まれていた。 このデータベースに含まれていた230万件近いデータポイントのほとんどはサーバーアクセスログで、すでに安全に保管するための措置が取られたと、研究者のAnurag Sen氏は報告した。同氏は自らの調査結果を、ウイルス対策のレビューサイトSafetyDetectivesに掲載している。問題の指紋データは、0と1の数字からなるバイナリデータストリームとして保存されていた。Sen氏によれば、悪意を持った人物がこのデータを指紋の生体画像に変換することも可能だったと考えられ
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