ハーバード大学は地球工学(ジオエンジニアリング)の野外実験の実施に先立って、独自の諮問委員会を発足させた。同委員会により、外部からの意見を取り入れ、実験による健康や環境へのリスクを考慮するとしている。 by James Temple2020.01.15 23 9 2 4 ハーバード大学の気候科学者は過去何年にもわたって、反射粒子を散布できる気球の放球の準備に取り組んでいる(「人工的な気候制御で、地球温暖化を緩和できる?副作用は?」を参照)。人類が地球温暖化に対抗するために何ができるのか、知識を深めることが狙いだ。 この名門大学が進めている野外実験が地球工学(ジオエンジニアリング)として知られる分野の大きな節目となる。しかし、この実験は物議を醸している。評論家は、このような動きは、人類が地球の気候を操作できるといの考えを科学的に正当化するのではないかと恐れており、実験をするだけでも、恐るべき
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