記録的な大雨で氾濫した球磨川。水没した坂本支所付近=熊本県八代市坂本町坂本で2020年7月4日午前11時13分、本社ヘリから田鍋公也撮影 熊本県では4日未明から降り続いた大雨の影響で、県南部を中心に各地で土砂崩れが発生し、1級河川の球磨川が氾濫した。県によると、午前10時現在、芦北町と津奈木町で少なくとも13人の安否が不明という。 同県は5段階の警戒レベルで最も高い「レベル5」に当たり、災害が発生していることを示す「災害発生情報」を芦北町など4自治体1万6127世帯3万8615人に出した。この他、同県と鹿児島県では一時、計11自治体の9万2233世帯に避難指示、計11自治体の8万4992世帯に避難勧告が出た。 熊本県によると、芦北町田川地区では土砂崩れで民家が流失し、10人程度が行方不明に。女島地区では土砂崩れが民家に流れ込み、80代の女性1人を救出したが、この他に2人が行方不明になってい
昨夜から4日(土)早朝にかけて、熊本県を中心とする九州では記録的な大雨となりました。球磨川が広域で大規模に氾濫し、土砂災害による被害も発生しています。 梅雨前線の南側には多量の水蒸気が流入し、その北端付近に位置する収束帯に沿って雨雲が発達しやすくなりました。雨雲レーダーの画像でも赤く表示される非常に発達した雨雲が、熊本県に向かって東に長く伸びる様子が示されています。 さらに天草周辺では「バックビルディング型」の線状降水帯も形成され、特に発達した雨雲が集中したと見られます。 » 関連記事 集中豪雨をもたらす線状降水帯とは? こうした線状降水帯の下では、3時間前後に渡って猛烈な雨が降りました。熊本県天草市・牛深では3時45分までの1時間に98.0mm、4時10分までの3時間に205.5mmの観測史上1位の雨を観測するなど、文字通り集中的な豪雨となり、河川の氾濫や土砂災害の頻発につながっています
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