新型コロナウイルスの影響で人の移動や接触が制限され、今まで以上にインターネットが欠かせなくなった。日本で最初に商用のネット接続サービスを始めたインターネットイニシアティブ(IIJ)の鈴木幸一会長兼CEO(最高経営責任者)は企業や社会の変化をどう見るのか。急速に広がるテレワークを題材に聞いた。 鈴木幸一(すずき・こういち)氏 1946年生まれ。日本能率協会を経て、92年にインターネットイニシアティブ企画(現在のインターネットイニシアティブ)を設立して取締役となり、94年に社長就任。郵政省(当時)と1年以上に渡って折衝、同年に商用のネット接続サービスを始めた。以後、企業向けの接続サービスだけでなく、セキュリティーやクラウドサービス、MVNO(仮想移動体通信事業者)など事業を拡大。現在、会長兼CEOを務める(撮影:古立康三) 新型コロナの影響で、テレワークが急速に広がりました。ネットがなかったら