ムニューシン米財務長官は10日、米連邦準備制度理事会(FRB)や米証券取引委員会(SEC)などの金融当局と新型コロナウイルス感染拡大を受けて乱高下する市場の動きを議論するため電話会議を実施した。 金融市場に関する大統領の作業部会と称される米主要金融規制当局者による電話会議が開かれた背景には、米株式相場が前日に2008年の金融危機以来最大の下げを記録したことがある。10日に相場は反発したものの、新型コロナの世界経済成長への影響を巡る懸念などから、S&P500種株価指数は年初来で11%安の水準にとどまっている。