東京都議選(定数127)は4日投開票され、自民党が現有議席を上回る33議席を得て第1党となった。一方、自民は選挙協力を結ぶ公明党と合わせて過半数の獲得を目指したが、届かなかった。小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」は31議席で、現有45から後退した。都議選の結果は秋までに実施される衆院選にも影響する可能性がある。投票率は42・39%で前回(51・28%)を下回った。 自民の今回の獲得議席は、民主党(当時)に敗れて政権交代につながった2009年の都議選の38に届かなかった。毎日新聞の6月26日の情勢調査では、自民は獲得議席が50を超える可能性も出ていた。しかし都民フの追い上げの影響などによってそれを下回り、自民と都民フが競り合う展開となった。