振り込め詐欺で現金を受け取る「受け子」役の男を脅し、現金500万円を横取りしようとしたとして、警視庁組織犯罪対策2課は恐喝未遂容疑で、住所不定、自称派遣社員、内山達也容疑者(29)ら男4人を逮捕した。 4人のうち、当時19歳だった早稲田大学生の男(20)=恐喝未遂罪で起訴=は「犯罪者から金を奪うのは犯罪ではないと、別のメンバーから声を掛けられた」と容疑を認め、残りは否認している。 振り込め詐欺の被害金を横取りする手口の犯行グループは、ほかにも複数ある可能性があり、同課が警戒を強めている。 逮捕容疑は、6月23日午後10時ごろ、東京都文京区音羽の路上で、振り込め詐欺グループの受け子役の男(20)を脅し、都内の80代女性からだまし取った現金500万円を横取りしようとしたとしている。