<米共和党を変質させた史上最も危険な大統領候補トランプは、選挙後のアメリカに醜悪な置き土産を残す> 選挙のたびに、これは「われわれの世代にとって最も重要な選挙だ」と論じるのが、アメリカの政治アナリストのお決まりのパターンだ。いつもなら大げさだと言うところだが、今回の大統領選に限っては認めていい。 共和党のドナルド・トランプはアメリカ史上最も危険な大統領候補だ。白人至上主義を掲げ、共和党を極右政党に変えつつある。16年の大統領選はトランプの大統領としての適性を問う国民投票と化した。とすると投票日が迫るなか、いま一度この人物の言動を振り返る必要がある。 トランプは自分を見つめることも感情を抑えることもない。衝動のままに振る舞うだけだ。あきれるほどに無知だが、事実を知ろうとしないばかりか、事実の重要性が分かっていない。 嘘のうまさにかけては天才的だ。ただし、すぐにボロが出る。彼に性的暴行を受けた
著者:J.D.Vance ハードカバー: 272ページ 出版社: Harper (2016/6/28) ISBN-10: 0062300547 発売日: 2016/6/28 適正年齢:PG 15 難易度:中級+(基本的には非常にシンプルな英語だが、スラングや罵り言葉などが多い) ジャンル:メモワール/回想録(社会問題) キーワード:Hillbilly, working class、ヒルビリー、白人労働者階級、政治、大統領選挙 邦訳版!(解説を書かせていただきました) 無名の作家が書いたメモワール『Hillbilly Elegy』が、静かにアメリカのベストセラーになっている。 著者のJ.D. ヴァンスは、由緒あるイェール大学ロースクールを修了し、サンフランシスコのテクノロジー専門ベンチャー企業のプリンシパルとして働いている。よく見かけるタイプのエリートの半生記がなぜこれだけ注目されるのかとい
Bobblehead dolls of US Republican presidential nominee Donald Trump and Democratic presidential nominee Hillary Clinton are seen for sale in a gift shop at Philadelphia International Airport, October 20, 2016 in Philadelphia, Pennsylvania. / AFP / Robyn Beck (Photo credit should read ROBYN BECK/AFP/Getty Images)
「驚いた」、「ショックだ」と言うのはやめないか。そんなことを言うのは、君が泡の中に生きていて、まわりの人たちのことやその人たちの絶望に見て見ぬふりをしていたことを告白しているだけだ。・・・早くからトランプ候補の勝利の可能性を指摘し、警鐘を鳴らしてきたマイケル・ムーア監督のコメントです。アメリカ・リベラリズムの立場からのコメントなので、若干違和感のある箇所もありますが、分析としては的確です。少し「超訳」気味ですが、マイケル・ムーアの苛立ちと希望が簡潔に伝わるコメントだと思います。(翻訳=喜多幡佳秀) +++ In These Timesより http://inthesetimes.com/article/19613/michael-moores-donald-trump-won-things -to-do-now 1. 民主党を接収して、人々の手に返すんだ。これだけわれわれを裏切ってきたんだ
トランプ氏は、以前からの共和党の地盤を確実に固めたほか、フロリダ州やノースカロライナ州など東部の激戦州を制した。特に、産業が廃れて「ラストベルト」と呼ばれる各州で支持を伸ばしたことが勝因となった。 トランプ氏は投票を控えた最終日に、フロリダ州など激戦州に加え、1992年から民主党が制してきたミシガン州などで相次いで遊説。選挙戦で訴え続けたスローガン「米国を再び偉大にしよう」を唱え、支持を呼びかけた。 今回の選挙で、ラストベルトは象徴的な意味を持つ。トランプ氏の支持者が多い高齢の白人男性は第2次大戦後、米国製造業の黄金期を経験。長く、米国経済と家族の生活を支えてきた。だが、経済のグローバル化とともに、鉄鋼や自動車などの産業は衰退した。 「自動車の街」と呼ばれたミシガン州の最大都市デトロイトは、高い失業率と犯罪率に苦しむ。 生活に不安を抱く白人労働者たちは、トランプ氏の訴えに熱烈に共鳴した。
いつも朝日新聞デジタルをご利用いただきましてありがとうございます。 朝日新聞デジタルでは、以下のページについて配信を終了させていただきます。 配信終了後は、これまでに配信した記事もご覧いただくことができなくなります。 【配信を終了するページ】 ■ロイターニュース 2023年2月26日(日)配信終了 ・経済 https://www.asahi.com/business/reuters/ ・国際 https://www.asahi.com/international/reuters/ ・芸能 https://www.asahi.com/culture/reuters/ ・マーケット・サマリー(東京、NY、欧州) https://www.asahi.com/business/stock/market-summary/ ■東洋経済兜町特捜班 2023年3月26日(日)配信終了 https://ww
11月8日の米大統領選挙まで、あと3週間弱となったが、現時点ではヒラリー・クリントンがドナルド・トランプに勝利する可能性はかなり高いように見える。10月18日時点のニューヨーク・タイムズ紙の当選確率予想では、トランプが8%なのに対して、クリントンは92%となっているほか、主要な世論調査の平均でも46%対40%でクリントンがリードしている。 また、モンマウス大学の世論調査では、クリントンが12%リードし、50%と38%となっている。ウォール・ストリート・ジャーナル紙とNBCニュースの共同世論調査でも、クリントンが11%リード(48%対37%)しているほか、CBSニュースの世論調査でも51%対40%と、クリントン優勢となっている。 クリントンがリードしている理由は4つある。①クリントンが3回(9月26日、10月9日、10月19日)のテレビ討論会において決定的な勝利を収めたこと、②10月7日に、
Paul Craig Roberts 2016年9月16日 読者の皆様 このウェブは、ワシントン・ポストや、ニューヨーク・タイムズ、CNN、フォックス・ニューズ、BBCや、どの欧米印刷媒体やTV番組が信頼されている以上に多くの人々に、世界中で信頼されている。このコラム記事は、多数のウェブで、多くの言語で複製されている。このブログの購読者数総計は、ニューヨーク・タイムズの何倍もある。私の著書は、ロシア語、中国語、チェコ語、韓国語、ドイツ語、フランス語、トルコ語とスペイン語に翻訳されている。 これだけの多数の購読者にもかかわらず、当ウェブはごく少数の献身的な読者の方々に支えて頂いている。 もし、より多くのお金が、真実のみを語る場所に注がれれば、もっと多くのことが実現できるはずだ このサイトを支援する財団は無い。本ウェブを支援するような財団は、小生と同様に、ニューヨークや、ワシントンの晩餐会招待
2016年11月10日 なぜ、有識者は「トランプ当選」を外し続けてきたのか 筆者が1年越しで予測してきたトランプ大統領が誕生しました 兼ねてから筆者が予想してきた通り、トランプ大統領が誕生することになりました。昨年末に始めたブログなのでトランプ大統領誕生でほぼ1年になります。(下記はトランプ関連から抜粋) 米国大統領選挙・選挙人予測「トランプ勝利のシナリオ」(2016年11月3日) トランプ支持者は「白人ブルーカラー不満層」という大嘘(2016年11月1日) トランプ大統領誕生の可能性を示す数字(2016年10月18日) そろそろトランプ大統領誕生を真剣に考えたら?(2016年9月13日) トランプをレイシストだと罵る人に不都合な真実(2016年5月19日) 数字で分かる!トランプの大統領選挙・勝利の方程式とは(2016年5月7日) 「トランプはヒラリー・クリントンに勝つ!」5つの理由(2
米大統領選候補者による討論会があった20日、在日米大使館(東京都港区)では日本の大学生と米国政治の研究者らが生中継をみて、意見を交わすイベントがあった。約100人の参加者の大多数が、クリントン氏に軍配を上げた。 日米関係に関心をもってもらおうと、在日米大使館が初めて企画した。大学生から、トランプ氏が当選した場合の日本のメリットについて聞かれた日本国際問題研究所の松本明日香研究員は「日本でもこうした候補が生まれる心構えとして、考える材料になる」と答えた。 上智大4年の古賀梨花子さん(22)は「迫力のある討論で、それぞれが当選したら政策がどう動くのか比較しやすかった」。同大4年の後藤優希さん(23)は「日本には選挙中の候補者の議論にタブーがあると感じるが、こうしたオープンな議論の場があるのは理想的だ」と話していた。(下司佳代子)
大統領選は「筋書きのないドラマ」か? 日本シリーズは波瀾の末、日本ハムファイターズが広島カープに勝った。第1、2戦に広島カープが圧勝したので、そのまま広島カープが優勝かとも思った。しかし、第3戦で10回の裏にサヨナラ勝ちすると日ハムに流れが傾いた。 日ハムは、第4戦で8回裏に勝ち越し、第5戦でまさかの9回裏のサヨナラ満塁ホームランで、連勝した。第6戦も8回表に、押し出し、その後満塁ホームランで勝負あった。野球は「筋書きのないドラマ」というが、まさにその通りだった。 はたして、米大統領選は野球のような予想外の展開になるのだろうか。それとも大方の世論調査どおりの結果になるのだろうか。 米大統領選の予測に関しては、統計モデルを使ったもの、専業分析家によるもの、メディアによるものなど十数種類もある。例えば、2016 Presidential Election Forecasts というサイトもある
大統領選は「筋書きのないドラマ」か? 日本シリーズは波瀾の末、日本ハムファイターズが広島カープに勝った。第1、2戦に広島カープが圧勝したので、そのまま広島カープが優勝かとも思った。しかし、第3戦で10回の裏にサヨナラ勝ちすると日ハムに流れが傾いた。 日ハムは、第4戦で8回裏に勝ち越し、第5戦でまさかの9回裏のサヨナラ満塁ホームランで、連勝した。第6戦も8回表に、押し出し、その後満塁ホームランで勝負あった。野球は「筋書きのないドラマ」というが、まさにその通りだった。 はたして、米大統領選は野球のような予想外の展開になるのだろうか。それとも大方の世論調査どおりの結果になるのだろうか。 米大統領選の予測に関しては、統計モデルを使ったもの、専業分析家によるもの、メディアによるものなど十数種類もある。例えば、2016 Presidential Election Forecasts というサイトもある
ほぼ間違いなく結果は決まったと思われる。なぜなら、トランプ氏は大統領として最も重要な思想への信頼を損なったからだ。
米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官(68)と共和党候補の不動産王ドナルド・トランプ氏(70)が初めて直接対決した2016年9月26日(米国東部時間)のテレビ討論会は過去にない関心の高さで、8400万人以上が視聴。過去最多を記録した。 世界各国のメディアはニュース専門チャンネルのCNNの電話世論調査をもとに「クリントン氏優勢」などと伝えたが、他のメディアがネット上で行った調査では一転、トランプ氏が「圧勝」している。 CNNの回答者は、民主党支持者が41%に対し、共和党は26% CNNの調査では、クリントン氏が優勢だったと答えた人が62%だったのに対して、トランプ氏は27%だった。「同じくらい」「どちらもそう思わない」も、それぞれ6%、4%いた。 この調査は事前に登録された521人を対象に、電話(固定、携帯の両方)で 「あなたがどちらの候補者を支持しているかにかかわらず、どち
本日、3月1日はスーパーチューズデーで、アメリカの大統領選の予備選・党員集会がテネシー州、ジョージア州など11の州で行われます。したがって、トランプ氏が共和党の大統領候補になるかどうかの、ヤマ場となる日です。 最近、私はアゴラで トランプが人気の秘密は弱者を対等に扱うから や トランプはオバマ大統領よりもマトモな人物だ といった、トランプ氏に関する記事を書いてきました。賛否あるでしょうが割と関心が持たれているようなので、今回も現在のアメリカの動向について、日本の主要メディアとは全く違った視点で書いてみたいと思います。 私は以前、トランプ氏の支持率が高い、南部のテネシーやジョージア州で暮らしていた事があります。なので、南部の一般的な白人と深く関わった事があるため、彼らの考え方は割と理解しています。 そして、数日前、今も付き合いのある主にテネシー在住のアメリカ人に、今回の選挙について色々と話を
米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ(70)は、米メディアから「無知、ペテン師」などと評され、人種差別・女性蔑視の発言で批判される。計3回のテレビ討論会でも劣勢を跳ね返せず、窮地に陥った。それでもなお、支持を続ける人たちがいる。なぜ、こんな人物が大統領候補になったのだろう。 「トランプが国境を守れるように頑丈なフェンスを作っている」。米東部ペンシルベニア州シャロンのバーで、フェンス工場で働くロニー・リッカドナ(37)が冗談を飛ばした。 近くを流れる川沿いにはかつて製鉄所が並んでいた。グローバル化による国際競争に敗れて、多くは閉鎖や縮小に追い込まれた。一帯は典型的な「ラストベルト」(さび付いた地帯)と呼ばれ、工場や住宅の廃虚が目立つ。 「たまたま生まれたのがさびれた町だった」とグラスを傾ける。時代や生まれた所が違えば、違った人生があったはずだ、と。 大学でデザインや広告を学んだが就職でき
1年前に直感 木村太郎氏「トランプ大統領誕生」なぜ予言できたのか
2016年05月06日 トランプ勝利はトランプ支持者に対する思想差別が産み出した トランプ支持者の結束が強固な理由は「知識人による思想的差別」の結果だ トランプ氏が予備選挙で支持率1位に立って以来、トランプ氏に対するメディアと知識人によるバッシングは度を超えるものが多数ありました。そして、彼らによるトランプ氏へのバッシングはトランプ氏自身を飛び越えて、トランプ氏を支持する有権者に関する劣悪な分析の報道・発表に至るようになりました。 トランプ支持者は、白人の低所得者や低学歴層、、思いやりが足りない、人種差別主義者、権威主義者、ポピュリズムに踊らされた大衆、その他諸々の表現(基本は「馬鹿で人でなし」ということ)で予備選挙期間中散々に罵倒されてきたわけです。 メディアや知識人というものは普段何も話したこともないような人々に対して様々な名称をつけて罵る天才だなと思うわけですが、これらのメディアや知
トランプの予備選挙勝利を予測することができない理由は「数字」を見ないから さて、筆者は前回の記事ではトランプ氏がヒラリーに勝てる定性的な根拠を示しました。 「トランプはヒラリー・クリントンに勝つ!」5つの理由 しかし、筆者が「トランプ勝つかもよ?」と述べても、メディアや知識人などの既存の権威を信じる頑迷な人たちはクリントン勝利を漠然と信じていることでしょう。 でも、よく考えてみてください。みなさんが信じているメディアや知識人はトランプの予備選挙勝利を何ら予測することができなかった人たちです。なぜ、彼らは「専門家」であるにも関わらず予測を外してしまったのでしょうか? その理由は簡単です。なぜなら、彼ら自身が既存の思い込みから抜け出ることができず、数字的な根拠もなく思い込みを述べていたからに他ならないからです。昨年中のテレビの大統領選挙の解説などで「ブッシュが本命」って何度も聞きましたよね?今
反イスラム発言でホワイトハウスがトランプ氏を「大統領失格」と明言、しかし・・・ 全てのムスリムを米国に入国禁止にするという発言が国内外のエスタブリッシュメントから非難を浴び、ホワイトハウスからはトランプ氏を名指しで大統領候補失格とする痛烈な罵倒が浴びせられました。 トランプ氏は民主党だけでなく共和党エスタブリッシュメントから煙たがられており、それらの人々による「彼はエンターテイナーである」という蔑視した発言が度々取り上げられています。 しかし、大問題となった反イスラム発言があっても、トランプ氏の支持率は落ちていく様子はありません。本ブログはこれら一連のトランプ氏の暴言がトランプ氏の明確な選挙戦略によるものと推測します。 たった一代で資産1兆円を築いたトランプ氏を馬鹿だと看做す人々は世間知らずであり、今回は記事ではトランプ氏の行動から見られる冷静な選挙戦略を確認していきます。 トランプの支持
2016年02月28日 トランプを低評価するか否かは「情弱」のリトマス試験紙だ 日本国内でトランプ氏を低評価する人々は「情報弱者」としての特徴を示している 米国大統領選挙の共和党予備選挙において、ドナルド・トランプ氏が予備選挙序盤で圧倒的な好成績をおさめつつあります。2月に行われた党員集会・予備選挙で4分の3の勝利を記録することになりました。 ドナルド・トランプ氏は予備選挙に関する世論調査においてほぼ常に1位であるため、トランプ氏が予備選挙で着実に勝利を積み重ねるのは当然の結果です。敗れた初戦のアイオワ州党員集会は1位になったクルーズ氏と最終的な世論調査で競っていたので敗れることも予想の範囲内であったと言えます。 しかし、トランプ氏が日本に紹介される際に「暴言王」のようなバイアスがかかった情報が大量に流されたために、トランプ氏は日本ではすっかり低評価となりました。米国政治に興味がある人々か
Brexitの悪夢の再来か――。 英国で米大統領選の大勢が判明したのは、現地時間11月9日の午前4時頃だった。奇しくも約5カ月前、英国がEU(欧州連合)離脱=Brexit(ブレグジット)を決めた国民投票の結果が判明したのと同じ時間帯。事前の世論調査の予測から、報道のされ方、そしてブックメーカー(賭け屋)の倍率まで、ドナルド・トランプ氏の大統領当確に至るプロセスは、英国がEU離脱を決めた時とそっくりだった。 9日午前のロンドン株式市場は、FTSE100種総合株価指数が取引開始直後に一時、2%超下落する場面もあったが、売りが一巡した後は大きな動きもなく、安定して推移している。リスク回避から金価格が急騰する動きなどもあったが、Brexitの時のようなパニック状態には陥っていない。あるロンドンの金融関係者は「今後、トランプ氏の経済政策の具体像が明らかになるまでは不透明な状況が続く可能性が高い」と言
アメリカ大統領選挙で勝利したトランプ氏は、自由貿易に後ろ向きな姿勢を見せ、日本に対しても厳しい発言を繰り返していたことから、政府や経済界では、日本経済や日本の企業の海外戦略に大きな影響が出かねないと懸念しています。 しかし、選挙戦では保護主義的な発言が目立ち、TPP=環太平洋パートナーシップ協定に批判的な立場を明らかにしていて、政府内でも、協定の発効を危ぶむ声が聞かれています。 さらに、日本企業の戦略に直接的な影響を及ぼしかねないのは、アメリカがカナダ、メキシコと締結しているNAFTA=北米自由貿易協定についても見直すと発言していることです。 自動車メーカーなど多くの日本企業が、NAFTAを活用してメキシコからアメリカへの輸出を図るため、積極的にメキシコに進出してきたため、NAFTA見直しの行方によっては、海外戦略の見直しを迫られる可能性があります。 また、トランプ氏は、日本の為替政策や日
米大統領選で共和党のドナルド・トランプ氏が当選を決めたことで、日本政府には「TPPの発効は厳しくなった」と落胆の声が出ている。安倍晋三政権が成長戦略の柱と位置づけるTPPが白紙に戻れば、通商戦略の見直しを迫られそうだ。 米大統領候補2人はいずれもTPPに反対を訴えていたが、日本政府は「再交渉はあり得ない」と強調。実現はできなかったが、大統領選前にTPP承認と関連法案を成立させ、米国に圧力をかける方針だった。 一方で政府内には、「実際に再交渉を求められれば、あらゆる可能性が考えられる」(外務省幹部)として、再交渉を含めTPP発効に向けた対応を模索していた。しかし、トランプ氏はTPPの離脱を主張しており、再交渉も困難な情勢だ。
今日の横浜北部はやや寒いですが、朝から気持ちいい天気です。 さて、今週の放送(https://goo.gl/E2KY9x)で取り上げる予定の、興味深い意見記事の要約です。 === 極左の奇妙なプーチンへのシンパシー by ゲルショム・ゴレンバーグ ジェレミー・コービンといえば、頑固で論争の的となる人物であり、最近イギリスの労働党党首として再選されたばかりだが、彼はロンドンにあるロシア大使館の前でシリアでの空爆に反対するために抗議するという考えを拒否している。コービンの側近によれば「ロシアやシリア軍の残虐行為に注目」してしまうと、「アメリカ主導の空爆がもたらした大規模な民間人犠牲者」から目をそらすことになってしまうというのだ。 これがわかりにくいとお感じになる人もいるかもしれないので、コービンが労働党の党首に選出されるまで議長を務めていたイギリスの「停戦同盟」(Stop the War co
米大統領選の行方を注視してきた日本政府にとって、ドナルド・トランプ氏の勝利は、明らかに「想定外」だった。来年1月のトランプ政権発足をにらみ、対米外交の練り直しを迫られることになった。 「日米同盟は普遍的価値で結ばれた揺るぎない同盟だ。その絆をさらに強固にしたい」。安倍晋三首相は9日夜、官邸で記者団に対し、トランプ氏への期待を表明した。だが、岸田文雄外相がテレビ東京番組で「(トランプ氏側と)関係が薄いという事実はあった。さまざまな人脈をたどって関係を模索した」と述べたように、新政権との関係構築はこれからだ。 首相はさっそく、河井克行首相補佐官に対し新政権関係者と「徹底的に会うように」と指示。河井氏は14〜18日に訪米し、国防情報局(DIA)局長を務めたマイケル・フリン氏らとの会談を調整している。 首相は9月の訪米時、トランプ氏の対抗馬であるヒラリー・クリントン氏と会談。来るべき「クリントン政
またしても大波乱である。6月23日にイギリスで実施されたEU離脱の国民投票に続き、米国大統領選もまた大方の予想を覆す結果となった。 ただ、筆者にとっては、トランプ氏の大健闘を称えるというよりも、アメリカにはクリントン女史を心底嫌っている人がかなり存在したという事実に驚きを隠せない。 「リベラルな富裕層」の代表的な存在であるクリントン女史の不人気は、リーマンショック後の米国の格差の深刻さ、それにともなう階層断絶の深刻さを浮き彫りにしたのではなかろうか。 加えて、メディアの情報はバイアスだらけで、如何に信用できないものであるかも明らかになった。さらにいえば、インターネット社会の特徴なのか、新聞等の旧来型メディアが世論を誘導する力も大きく低下していることがはっきりした。 今回の大統領選は、「マスメディアの敗北」でもあるのではなかろうか。 マーケットは完全に「リスクオフ」 さて、今回の大統領選の開
米大統領選で快進撃を続けるトランプ氏。その理由とは? 「誰と一緒にビールを飲みたい?」 アメリカ大統領選挙が近づくと、必ず行われる世論調査の質問である。この質問で1位になった候補者が、往々にして大統領に選ばれている。 じつは私の頭に初めに浮かんだのはドナルド・トランプ。たとえば質問を変えて、「誰が上司だったらいいか?」とした場合も、頭に浮かんだのはトランプだ。一番仕事を任せてくれそうだし、男女差別なく評価してくれそうだ。しかもアメリカン・ドリームの体現者である。 日本には強硬姿勢を見せ、非常に不人気なトランプだが、アメリカの白人、反体制派層からは熱烈に支持されている。 彼の妄言は有名だが、女性蔑視発言でも話題になった。トランプは、ある討論会で女性司会者のメーギン・ケリーについて「彼女の目から血が出ていた。どこであれ、血が出ていた」と発言。「生理だからイライラしている」という意味合いで受け取
定食チェーン「大戸屋ごはん処」を展開する大戸屋ホールディングスは11月9日、今後の事業戦略について発表した。広告宣伝・マーケティング面を強化し、他社との差別化を鮮明に打ち出していくほか、海外事業や中食事業に注力。比較的低価格なメニューも拡充し、頭打ちの客足を取り戻したい考えだ。 20年までに国内で500店、海外で200店を出店し、売上高296億円、営業利益13億7000万円を目指す。 近年、同社が抱えている一番の課題は客数の頭打ち。大戸屋の既存店売上高は6期連続増収で、店舗数(436店)も堅調に推移しているが、客数については2014年度から減少傾向にある。 その原因について、同社は国内外食市場の成熟化を理由に挙げる。国内の市場規模は2005年からほぼ変わらない(食の安全・安心財団調べ)一方、海外の日本食レストランの店舗数推移(外務省調べ)は、2006年が2万4000店、2013年が5万54
経済産業大臣の世耕弘成氏が11月8日、記者会見で語った「(残業は)帰宅後に自宅でやって」という発言が誤解され、炎上する事態となっています。もともとは残業削減策の1つとしてテレワーク(遠隔勤務)の導入について触れたものですが、報道では「結局ものすごく残業をやっているのを、自宅に持って帰ったら同じこと(=仕事のプロセスそのものを見直さなければ意味がない)」という部分が省略されてしまい、本来の意味とは逆の「自宅に持ち帰って仕事すれば残業じゃない」といったニュアンスで拡散されてしまいました。 会見の動画。テレワークについての発言は6分44秒あたりから 世耕氏は閣議後記者会見で、自身が取り入れたテレワークの効果について説明。国会答弁の資料を自宅で“予習”することで、経済産業省で行われる答弁勉強会の短時間化に成功したことを明らかにしました。これにより、参加する職員の労働時間を減らすことができたとのこと
共和党の大統領候補として指名されるのが確実となったドナルド・トランプ。共和党が徹底的に妨害しても、民衆は彼を支持し続けた。トランプが予備選を勝ち抜けたのは、いったいなぜなのだろうか。 他の候補が全員脱落して、共和党の大統領予備選にドナルド・トランプが勝ち残った。 「共和党は死んだ」「共和党は終わった」 そんな見出しがいくつかの新聞を飾った。「ニューヨーク・デイリー・ニューズ」紙は、共和党のシンボルである象が棺桶に納められる絵を載せた。なぜ、死んだのか。死因を探ってみよう。 大統領の器がいない まず、将軍たちが全滅した。7月に予備選が始まったとき、トランプを含めて17人が出馬した。アフリカ系の脳神経外科医ベン・カーソン以外の15人は、共和党内で最もElectable(大統領選に勝てそうな)、つまり共和党内で最も人気の高いトップ15だった。その15人は、5ヵ月間の予備選で、全員戦死した。 みん
米カリフォルニア州ロサンゼルスで行われた大麻に関する国際イベントに展示された大麻栽培用の肥料(2016年9月9日撮影、資料写真)。(c)AFP/Mark RALSTON 【11月9日 AFP】米カリフォルニア(California)州で8日、嗜好(しこう)用大麻合法化の是非を問う住民投票が行われ、賛成多数で合法化は可決された。 カリフォルニア州務長官事務所は一部の開票結果として、合法化への賛成票が55%を超えたと伝えた。全米一の州人口を持つカリフォルニア州での合法化可決は、大麻合法化の動きにおける大きな勝利だ。 これにより、米国ではアラスカ(Alaska)、コロラド(Colorado)、オレゴン(Oregon)、ワシントン(Washington)各州および首都ワシントン(Washington D.C.)に次いで、カリフォルニア州でも成人向け嗜好用大麻の使用が認められることになる。 8日には
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