「内容はいいのになぜか相手に伝わらない、企画が通らない」。ちょっと待って! その思い込みを捨てることから始めよう。「いいものと通るものは違う」と断言し、通すコツを教えるのは「本屋大賞」の仕掛け人・博報堂ケトル代表の嶋 浩一郎氏だ。 メールや企画書は短いほうがいい。長くなる人は、要点を理解できていないのかもしれない。 伝えたいことをコンパクトにまとめるには、その前に頭を整理するトレーニングをしよう。僕たちクリエーターがよくやるのは「デコンストラクション」という手法だ。他人のつくったCMやキャンペーンを見て、「これは何のためにつくられているか」を想像する。たとえば若い女性が炭酸飲料を飲んでいるカットが使われたCMなら、「部活後の女子高生がターゲット。炭酸のシュワシュワ感を伝え、同時に時代の閉塞感を吹き飛ばすというメッセージも込めている」とそこから溢れるイメージを言葉にしてみる。 このトレーニン
![「A4・1枚、30秒、一言」で伝える](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f2456f412e5ce7d9170feb99342365e82bc9eff2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fc%2F1%2F1200wm%2Fimg_c134510af6d3c2c2b19ec4a89f4022fc6876.jpg)