この演習は、私に夏の終わりを告げてくれる。未曽有の大震災、そして民主党代表選・・・、この1年間を振り返りながら、この先、日本がどんな状況に置かれているのかは予測困難だとつくづく感じてしまう。 演習の花形と言っていい90式戦車には大きな120ミリ滑空砲があり、自ずと目が行くが、私はその後ろに控える12.7ミリ重機関銃をまじまじと見つめてしまった。 陰で大演習を支える関連企業 この重機関銃に注目したのにはワケがある。 銃砲弾メーカー、日本工機(東京港区)の白河製造所(福島県西白河郡)は3月11日に被災し、大きな被害を受けた。とりわけダメージを受けたのが、この12.7ミリ銃弾製造ラインだったのだ。 その話を聞いていたので、普段はあまり意識したことのなかった重機関銃が普通に使えることが改めてありがたく思えた。 総合火力演習では、関連企業の人々も「何かあった時」のために1~2週間は現地に泊まり込んで
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