「サービスがどう愛されるか」がカギになる 「しかし」と彼は続ける。 「これが、今までと最も違う点だ」とふたたびスライドを指したとき、思わず会場から笑いの声が上がった。そこに書かれていたのは意表をつく一言「LOVE」の文字だった。 「これまでは“どのくらい必要とされるか”が重要だった。音楽、石油、電気、航空券――あらゆるものが需要に支えられていた。でも、これからは“LOVE”がベースとなる。つまり“どれだけ愛されるサービスを作れるか”のビジネスになるのだ」 では、この5年で成長を続けた「愛」が支えるサービスは、どんなユーザーに支えられているのだろうか? 彼は愛されるウェブサービスには、3種類のモデルがあると考えている。 1. 時間が経つと製品の価値が下がるもの 「ゆでたての麺料理みたいに、買ったそのときの価値が最大で、どんどん下がっていくもの。つまりすぐにお金を払ってもらうモデルがいい。ラー
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