独特の文体とユーモアで知られる作家・町田康さん。熱海と東京で二拠点生活をはじめて10年になるといいます。東京都心のマンションと熱海の日本家屋をいったり来たり。「根っこには広い家への憧れがある」といいつつも、ミニマムな暮らしにも憧れるとか。作品さながらの破天荒な住まい歴とこれからの話を伺いました。 【連載】 家を買うか借りるか、住むなら都心か地方か。永遠のテーマともいえる’住まいのあり方’を考える連載です。ひと昔前までは、「郊外に庭付き新築一戸建てを買う」という、住まいのアタリマエがありました。でも、ひとり暮らしや夫婦共働きが増え、都心部ではタワーマンションが建設ラッシュ。一方で、地方移住が関心を集めていたり、古民家リノベが注目されたり。住まいのアタリマエは時代とともに変わり、そしてひとつである必要もありません。この連載では家を買うor借りる、住むのは都会か地方か、その暮らし方について、識者