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ブックマーク / cruel.org (20)

  • CUT 2004/11 Book Review / きみは進化のために何ができるか? バカやブスの存在理由について。

    きみは進化のために何ができるか? バカやブスの存在理由について。 (『CUT』2004 年 12 月) 山形浩生 鏡をのぞきこんで「なぜ自分はもうちょっと見た目がよくないのか」とため息や涙を漏らしたことのあるあなた。なぜ神様は自分をもうちょっと頭良く作ってくれなかったのか、とお嘆きのあなた。それにはちゃんと、人類進化上の理由があったのです。それを説明する、悲しくもおもしろいがでましたよ。ニコラス・ハンフリー『喪失と獲得』だ。 進化と遺伝と心の話というと、日ではドーキンスが普及してきた直後に、竹内久美子がとてもいやな形で汚染して、下ネタおやじギャグで悪しきセクハラ現状維持の屁理屈をこねるトンデモ分野という印象を構築してしまった(新潮社の「進化論の現在」シリーズは、彼女の訳や解説であるが故に手を出さなかった人がかなりいると思う)。国内ではそれに対抗できる人材があまりなく、なんかいかがわしい

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    pha 2016/06/02
  • 大森望(とそれを敵視する人々)についてぼくが知っていた二、三のこと:1980年代からの遺恨とは

    大森望(とそれを敵視する人々)についてぼくが知っていた二、 三のこと:1980 年代からの遺恨とは (v.1.3) 山形浩生 * † 2015 年 12 月 21 日 概要 2014 年春に大森望が、SF 作家協会への入会を否決されたのは、 『オルタカルチャー日版』に掲載され たセクハラと称される替え歌作成への関与を一部の人が確信しているからとも言われる。実際にはそうした 関与を裏付ける証拠はない。だがそうした人々の確信の背景には、かつて巽孝之が大森望のある文章にプラ イドを傷つけられたことがあるとされる。ではそのプライド損傷はどのように発生したのか? 稿は、1980 年代の巽・岡『一九八四年』論争と、大森・永瀬サイバーパンク論争をふりかえりつつ、 今日のわだかまりに到る道筋を山形なりに検討する。その直接の原因は、山形が知る限りたったひと言では あった。でもその背後には、1980 年

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    pha 2015/12/23
  • CUT 2006/11 Book Review

    連載第?回 大英帝国のスーパーおばさんが見た李朝朝鮮の実態。 (『CUT』2006 年 11 月) 山形浩生 要約: 書は李氏朝鮮のひどい状況を、イギリス帝国主義下のスーパーおばさんが 19 世紀末に実際に見て歩いた希有な一冊。ただの高圧的たかり屋にすぎない貴族/役人階級と、少しでもがんばるとかえってたかり屋に目をつけられるから、一切努力をしない一般市民の姿は、朝鮮の衰退が朝鮮自身のせいであることをはっきり描き出す。高い文化を持っていた朝鮮を日帝が収奪して衰退させたというのは明らかなウソ。その一方で、書をひく『嫌韓流』も、日のおかげでないことを日に帰着させたりして、うのみにできないこともわかる。 しばらく前に『嫌韓流』というがベストセラーになって、いろいろ議論を呼んだ。韓国北朝鮮が何かと第二次世界大戦中のあれやこれやを持ち出して、謝罪と賠償を請求してみたり、内政干渉じみたことを

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    pha 2015/12/10
  • CUT 1992.10 Book Review

    文学ロックと非文学小説 (『CUT』1996 年 2 月) 山形浩生 ルー・リード! その昔、「ワイルド・サイドを歩け」(だれだ、あれをヴァネッサ・パラディにカバーさせたバカは!)がラジオから何度目かに聞こえてきたとき、いきなりその歌詞の意味に気がついて笑いがとまらなくなってしまったのは、もう十年も前になる。「ヒッチハイクの道中で/まつげカールさせて/脚を剃ったら彼も女/ちょいと兄さん、遊んでかなぁい?」だもんな…… 最近はウォーホールの追悼コンサートだの、「マジック・アンド・ロス」なんていう高尚なアルバム(でも、最高だけどね)を出したりして、お高くとまってるルー・リードだけれど、基的にこの人の原点は、こういう倒錯とか麻薬とか貧乏人とか犯罪とか、街のいかがわしい部分にある。幸か不幸か、おそらくは対象を愛しすぎるせいで、それがちっともいかがわしく聞こえないのだけれど。「こんばんわワルトハイ

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    pha 2015/10/09
    Lou Reed
  • 文明が病理であるというポモの誤解

    メディアリテラシーの練習問題;室井尚の奇妙な反・嫌煙運動プロパガンダ論 山形浩生 (2005/9/30) 目次 はじめに:『ハッカー宣言』書評から嫌煙話まで 嫌煙キャンペーンは嘘八百ってホントかな? 2.1. 肺ガン・気管支ガンが喫煙と無関係ってホント? 2.2. 肺ガン死者数が多いなんて単なる数字の解釈ってホント? 2.3. たばこの発ガン物質なんて大したことないってホント? 2.4. 自分にも周辺にも害がないってホント? 2.5. 喫煙有害説に根拠がなくてただの陰謀ってホント? まとめ 3.1. メディアリテラシーってどの口で? 3.2. 喫煙文化論について 3.3. おわりに 追記: 文明の病理とは (2005/10/1) さらに追記: 室井の「反論」について (2005/10/3, 2007/3/15) 1. はじめに:『ハッカー宣言』書評から嫌煙話まで 『ハッカー宣言』なるの、

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    pha 2015/04/03
  • ISISについて:池内恵と対談

    イスラム国躍進の構造と力 『公研』2014年10月号 「対話」 池内恵 VS 山形浩生 山形:イスラーム国の人たちの言動や行動を見ると、ずいぶんと前近代的で昔に戻ったかのような印象を受けます。その一方で彼らの意識には、中東の民主化への動きとも言える「アラブの春」が大きく関係しているのだと思います。池内さんは今回のイスラーム国の登場と「アラブの春」の関係をどのように捉えていらっしゃいますか。 池内:「アラブの春」が一回りしたことで中東地域に生まれた環境は、イスラーム国にとって非常に都合の良いものになりました。その環境と言うのは、中央政府の揺らぎ、弱体化であり周辺領域の統治の弛緩です。そこに、元来イスラーム国が依拠するイスラーム過激派の戦略論がぴたりと合わさった。9・11テロに対して、アメリカは大規模な対テロ戦争を展開し、イスラーム過激派は軍事的にも情報的にも経済的にも追い詰められました。それ

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    pha 2014/12/23
  • ダイアモンド『銃、病原菌、鉄』2005年版追加章について

    ダイアモンド『銃、病原菌、鉄』2005年版追加章 ジャレド・ダイアモンド著、山形浩生訳 目次 日人とは何者だろう? 2003年版エピローグ 訳者コメント 概要 日人の起原については、議論がわかれる。遺伝的な証拠と言語学的な証拠が一致しないのが大きな難点だし、また縄文の狩猟採集社会がちょっと特殊で、やたらに長く続いたことも理由。だが、その展開もおそらく『銃、病原菌、鉄』の環境要因重視でかなり説明ができそうだ。日人の特殊性は、日があまりに地理・気候的に恵まれすぎていたこと。定住した狩猟採集社会でかなりの豊かさを実現できてしまい、初期のヘナチョコ農業などとても太刀打ちできなかった。それが BC400 あたり、中国や朝鮮半島で農業が格的な優位性を獲得した時点で、朝鮮半島から人が稲作などの技術とともに渡来した。その人々やその子孫が縄文人(後のアイヌ)を駆逐して弥生文化をつくり、古墳文化へと

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    pha 2014/09/13
  • diatxt. 連載: アート・カウンターパンチ

     diatxt. 連載: アート・カウンターパンチ diatxt.ってのは、京都芸術センター(いまはじめてウェブページを見たが、おおお、かっこいいではないか! 最近の美術館とかの、バカの一つ覚えみたいなガラス張り建築でないだけでポイント高いね)が出してる季刊の芸術雑誌みたいなもので、8号まで出たところでなんかてこ入れをってことで紙面刷新して外に出して 2 年は好き放題やっていいという話になったんだって。それでぼくのところに連載しろという依頼がきた。なんか知り合いから話がまわってきたような記憶もあるけど、忘れた。 一応、芸術雑誌なんでアートとか芸術とかその手の話にからんだようなことであればなんでも書いていい、ということだったので引き受けた。マイナーな雑誌だから、だれの目にも入るまいっつーのもあってお気楽だったし。ちょうどいくつか、アートの役割とかいったことで考えてたこともあったし。1回40

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    pha 2012/11/01
  • 『新教養主義宣言』発刊記念 山形・宮崎対談

    初の単独著書『新教養主義宣言』を上梓し、いよいよ「啓蒙家」としての領を発揮しはじめた山形浩生氏。近刊『放談の王道』『愛と幻想の日主義』で、呉智英氏、福田和也氏を相手に抜群の舌鋒の冴えをみせてくれた時論家の宮崎哲弥氏。21世紀の日のゆくえを占うつもりなら、この2人の知識人の言動からは目がはなせない。山形氏の提唱する「新教養」の可能性をめぐって、64年生まれと62年生まれの2つの知性がいまぶつかりあう。 ■若いコたちに読んでもらいたくて書いた 宮崎 タイトルにある「教養」というのは、非常に古風な、しかし手垢にまみれすぎた言葉ですよね。それをあえて打ち出して、こういうかたちで挑発をやってやろうと目論んだんでしょ(笑)。でもその意図はどこらへんにあるの。 山形 誰でも「いま勉強したい」とか「あのときもっと勉強しておけばよかったな」と思う瞬間があると思うんだ。大学に入ったばかりのときとか、就職

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    pha 2012/07/14
  • 祈りと救済の経済学:『お寺の経済学』補論

    補論:祈りと救済の経済学:『お寺の経済学』解説 山形浩生 中島隆信『お寺の経済学』(ちくま文庫) 解説) 要約:書で述べられているお寺の奇妙な部分の根幹には、それが取引する基的な財である救済と祈りの特殊性がある。それは信仰という非金銭的な経済関係であり、フリーソフトなどを律する経済と同じだ。それと商業経済との関係はいま大いに注目されており、それをどう区分するかが両者の共存では重要だ。お寺にも同じ原理があてはまるかもしれない。 お寺とそれを取り巻く活動は、日人の多くが知っているつもりで実はあまりよく知らないものだ。書はまる一冊かけてその風変わりな部分を分析し、そしてそれが歴史的・制度的な枠組みの中では十分に合理性を持つことを説明したおもしろいだ。 その詳細は書を実際に読んでいただけばいいのだけれど、ぼくなりに整理してみると、お寺をめぐる経済学の特殊性は、次の三点から生じている:

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    pha 2012/07/09
  • alt.culture Japan

    というわけで、例の裁判の全貌未満以上 やれやれ、やっと終わったか。4年! こんなにかかるとは、まったく思っていませんでしたよ。というわけで、まあ折りを見て裁判の話をまとめてみようか。 1. 問題の文(non-名誉毀損版) [こ-008]小谷真理、およびそれを泡沫とするニューアカ残党似非アカデミズム (こたにまり、およびそれをほうまつとするにゅーあかざんとうえせあかでみずむ) 巽さんちの小谷真理 このごろすこーし変よー どーしたのーかーなー? 日のコスプレ論じても エヴァンゲリオン語っても いつも言うこたお・な・じ 「それはね、レイプされているのよ!」 つまんねーなー そもそも小谷真理が巽孝之のXXXXなのは周知で、XXXXなら少しは書き方を変えればよさそうなもんだが、そのセンスのなさといい (名前が似ているとか年代が同じとか、くだらない偶然の一致を深読みしようとして何も出てこないとか)、

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    pha 2012/07/09
  • ap bank の活動をちょっと見てみた。

    要約: 坂龍一やらミスチルやらの、エコロ金融 NPO である ap bank は、鳴かず飛ばずで地道にやってはいるようだが、融資傾向は明らかに堅実路線を狙って変化してきている。また資金を補うためにかなり儲かるコンサートをやっているけれど、そのお金がどう使われたかは、ap bank のディスクロージャーが悪くてまったく見えない。2007 年には儲かるはずだったコンサートが一部中止で、大赤字だが融資は結構大盤振る舞い。うーん、ここのお金の流れがあまりに見えない…… はじめに 昔、坂龍一とかミスチルとかのやってる、エコロ金融 NPO である ap bank について冷笑的なことを書いたので、その後どんな具合かなと思ってちょいと見てみましたよ。『サイゾー』のネタにでもしようかとも思ったが、そんなに変なところは見つからなかったので、ざっとした概観レポートくらいのもんだ。 早速の苦言として、ディス

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    pha 2012/07/08
  • Friday the 13th Part Deux: Jason's Revenge!

    Friday the 13th: Jason's Revenge あの「13日の金曜日」文書(ということにしよう)を公開してから 3 日で、驚いたことになにやらとても不満げなメールが、山形を念入りに取材してくれた「週刊金曜日」の長谷川清美さんから届いた。ろくに取材をしていないという汚名をそいであげたので、感謝されるかと思っていたのだけれど。なんとこのメール、ページの主旨をも誤解なさっているうえに、その著者すら勘違いなさっているのです。山形の愛は、またもや伝わらなかったようで(涙)。というわけでその悲しい一幕を。 これが問題のメールだ! 山形 浩生様 お忙しいところ誠に申し訳ありません。 ちょっとお聞きしたいことがありまして、ご連絡差し上げました。 先日稲葉振一郎様から記事についてのご意見いただきましたが、彼のホームページ で今回私が山形さんにメールにて取材させていただいた一連のやり取りが全

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    pha 2012/06/27
  • Friday the 13th Part 1

    週刊金曜日の取材はこんなものだった。 山形浩生 週刊金曜日に、小谷・山形他裁判について「テクスチャル・ハラスメント」と称する記事が載った。その内容が単に小谷真理の最初の裁判訴状をそのまま述べただけで、山形やメディアワークス側のコメントは一切なし。とても一方的に見えたので、「あれはちゃんと山形のほうの話もきいたのか!」という疑問の声が一部であがっていた。 いやみなさん、ジャーナリストの良心を疑ってはいけません。一応ちゃんと取材はされたのです。ただ、山形の力不足で、ちゃんと採用されるようなまともな説得力あるコメントができなかっただけなのです。というわけで、記事を書いた長谷川清美氏の名誉を守るため、取材の全貌をここに明かしましょう! 彼女はこれだけ手間暇をかけて、うんとこさコメントをとって、その上で、敢えてそのすべてを黙殺し、小谷サイドの言い分だけで記事を書くという高度に政治的かつジャーナリステ

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    pha 2012/06/27
  • HotWired Japan

    HotWired Japan Frontdoor / Alt Biz back Numbers / Alt Biz - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 山形浩生の『ケイザイ2.0』 第14 回 NGOとかNPOとかボランティアとか。 ●NGOとかNPOとかいう人がいる。 NGOはNon Governmental Organization、NPOはNon-Profit Organizationだ。非

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    pha 2012/05/22
  • Krugman: Baby Sitting the Economy: 経済を子守りしてみると。

    20年前に、ぼくはあるお話を読んで人生が一変した。いまもよくこのお話を思い出す。危機に直面しても、このお話のおかげで落ち着いていられるし、陰気な停滞期にも希望を失わずにいられるし、そしてすべては運命だとあきらめたり、悲観的になったりする誘惑にもうち勝てる。アジアの悲惨な状況が世界経済全体を脅かそうとしているこの陰気な時代に、この霊感的なお話の教訓の重要性は、これまでになく高まっている。 このお話は、「金融理論とキャピトルヒル子守協同組合の大危機」という論文に述べられている。これは 1978年に、Joan & Richard Sweeneyが Journal of Money, Credit, and Banking に発表した論文だ。このお話については、すでに拙著二冊、Peddling Prosperity (邦訳「経済政策を売り歩く人々」日経済新聞社)と The Accidental

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    pha 2011/09/08
    ニューケインジアン3
  • 橋本治vs山形浩生対談

    山形浩生 『atプラス04』2010年5月 特集:エコノミストはなぜ経済成長の夢を見るか? 要約:経済成長は当に必要なのかどうかとか、それが要るのはわからなくもないが、橋治は個人としてはなくてもかまわないとかいう話。 ——橋治さんは『大不況にはを読む』(中公新書ラクレ、二〇〇九年)の中で、「いるんだかいらないんだかわからないものを買って経済を拡大させる」という、成長が前提となった産業革命以後の体制にブレーキをかけ、「自分のものは自分で作る」という、経済タームでは「保護主義的」と呼ばれるあり方を、人間のあり方に立脚する立場から「自立」として提案されました。しかも、「我が身のありよう」を考えるのも大事なら、現実生活を維持するために働く「金稼ぎ」も大事であり、これは二者択一の問題ではなく、両者は両立して存在すべきだと書いていらっしゃいます。だからこそ、「大不況」という経済の話と、人のあり

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    pha 2011/05/17
  • CUT 9704 Dangerous Places & Claire Danes

    ――およびクレア・デーンズ in 「My So-Called Life」。 (『CUT』 1997年4月発売号) 山形浩生 クレア・デーンズの話から始めようか。前号の誌にも出ていたが、映画『ロメオとジュリエット』でレオナルド・ディカプリオと共演してる子。オバハン映画感想文屋どもが「ディカプリオくんのほうがずっときれい」とかくだんねーこと書いてんの。どこ見てるんだよ。クレア・デーンズって、きれいで売ってる子じゃないのよ。超正当実力派。すごく抑えたいい演技するんだ。全米にそれを知らしめたクレア・デーンズの最大の出世作が、大傑作テレビドラマ「My So-Called Life」。これはすごかった。何か言うなら、これ見てからにしてくれって感じ。 クレア・デーンズは主人公の、美人でもブスでもない、ホントに普通の(ドラマにありがちな、わざとらしい「普通」とはちがう)、敏感さと繊細さと鈍感さが平気で同

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    pha 2010/04/06
  • 歴史家としてのフーコー キース・ウィンドシャトル (Keith Windschuttle)

    Foucault as Historian キース・ウィンドシャトル (Keith Windschuttle) (Critical Review of International Social and Political Philosophy Vol 1, No 2, Summer 1998, pp 5-35, Robert Nola (ed.) Foucault, Frank Cass Publishers, London, 1998 にも再録) 要約: フーコーの「歴史」と称するものはいい加減であり、実際の歴史とは全然対応していない。実際の歴史と並べてみると、フーコー流の「知」の考古学や系譜学はでたらめ。かつて中世にキチガイがうろついていたのは、連中が人間として権利を認められていたからではなく、人間以下の動物としか思われていなかっただけのこと。精神病院に入れたのは、別に人間以下のも

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    pha 2010/03/18
  • cruel.org - ALC Column

     月刊『マガジン・アルク』/『アルコムワールド』 連載コラム『山形浩生の:世界を見るレッスン』 (2006-2017) 語学学校や語学教育では有名なアルク社がやっている、クラブアルクというのがある。同社の通信講座を受けたりしている人が、もう一歩進んでそれを実際に仕事につなげたりとかしたいな、というような会員制のクラブ。雑誌『マガジン・アルク』は、その会員向け雑誌で、一応は学習やあっせん事業の宣伝用の雑誌ではあるのだけれど、でもかなりそこから広げて旅行や国際理解にまで記事や特集をたくさん載せていて、悪くない雑誌。結構有名どころがコラムを書いていたりしているし。 そんなところに書くようお声がかかっているのは、変なところへ(しかもバックパック旅行でなくて)行っているので、欧米だけじゃない国際的視点を入れようとかそういう意図なんだろう。各回 1600 字程度、原稿料 2 万円。かつて『旅行人』で

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    pha 2007/06/05
    山形浩生のコラム集。どれも非常に面白い
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