イスラムに対する理解は対テロ戦争の鍵となる。西側は過激派を抑えるために軍事作戦のみならず政治的関与と開発援助にも取り組んでいる。ジョージタウン大学ウォッシュ外交学院のジョン・エポスティーノ教授とギャラップ社イスラム研究部のダリア・モガヘド上級部長は一般に広まっている見方とは裏腹に、イスラム過激派は裕福で教育水準が高く、将来への希望もあり西側の自由主義を賞賛していると指摘している。 ここでフォーリン・ポリシー誌2006年11月号のインターネット版の“What Makes a Muslim Radical?”という記事を参照したい。 問題1: 日常生活での宗教の重要性 (1) 宗教は日常生活で重要である 過激派:92% 穏健派:91% (2) 最近7日間で宗教行事に参加した 過激派:56% 穏健派:59% 穏健派と過激派の間で宗教の重要性について差はない。熱心な信仰が必ずしもテロの引き