ガートナー ジャパンは9日、クラウド・コンピューティングに関して、状況や定義を含めた見解を公表した。 ガートナーでは、クラウド・コンピューティングを「スケーラブルかつ弾力性のあるITによる能力を、インターネット技術を利用し、サービスとして企業外もしくは企業内の顧客に提供するコンピューティング・モデル」と定義しており、「必要なときに必要なサービス、リソース、情報もしくは環境を、低コストかつ低エネルギーで提供する仕組み、およびそこから提供されるサービス、リソース、情報もしくは環境」として説明している。 ガートナーのハイプサイクル(新技術普及の経過予想)によれば、この1年、クラウドコンピューティングへの関心と期待は急速に高まっており、現在は“「過度な期待」のピーク期”に位置付けられているという。そしてこれは、「市場が過熱気味であり、混乱も多く見られる状況であることを示している」としている。 現在