練馬区議会議員・池尻成二来年3月末で、日大光が丘病院を閉鎖する――こんな内容の通告が、日大の代理人弁護士の名前で練馬区に送られてきました。7月4日のことです。今日の区議会・医療高齢者等特別委員会は、この問題で大きく揺れました。練馬の地域医療の「中核病院」として、前身の医師会立病院を引きつぐ形で日大が経営に乗り出してから21年になるこの中核病院が、あと8ヶ月後には消えてしまうというのです。 なぜ撤退なのか。日大は、練馬の地域医療に対する公的な責任をどう考えているのか。日大と練馬区はいったい何を話し合ってきたのか。そもそも、2020年までの30年間に渡る賃貸借契約を交わしておきながら、こうして一方的に撤退を通告することは許されるのか?? 疑問が限りなく噴き出します。いや、何よりこれから練馬の地域医療がどうなるのか。大きな不安が広がる事態です。 日大光が丘病院は344床、2010年度の外来患