駆けつけた県警八女署員が暴れている男性を取り押さえたところ、男性は意識を失って心肺停止状態となり、搬送先の病院で死亡した。同署は現場にいた警察官から当時の状況を聞くとともに、21日に司法解剖して死因を調べる。 発表によると、死亡したのは、無職松尾浩さん(36)。署員4人が到着した際、一緒に暮らす両親は家から外に出ており、浩さんに事情を聞こうとしたところ、浩さんが玄関先で大声を出して暴れ始めた。 取り押さえようと両腕をつかんだ署員2人が振り回されて転倒したため、署員3人がかりで浩さんともみ合いになった。その際、1人が腰の辺りに乗り、2人が腕と足を押さえていたが、浩さんは突然意識を失った。浩さんに目立った外傷はなく、検視でも死因は分からなかったという。