(CNN) 今月18日に完全撤退したイラク駐留米軍が、フセイン元大統領が死刑執行の直前まで収監されていた独房内の「トイレの容器」を本国に持ち帰ったことが24日までにわかった。博物館に展示するとみられる。 元大統領は2003年12月13日にイラク中部ティクリート近郊の地下にある潜伏先で米軍に捕そくされ、06年12月30日に死刑が執行されていた。このトイレの容器は独房の左奥に据え付けられていたもので、取り外した跡が残っている。 米軍は完全撤収に伴い、大量の施設や軍装備品などを残したが、元大統領のトイレは本国に持参した物の一つとなっている。 一方、米軍がイラク内に築いた基地の一部は民生用に改修され、拘束者収容施設だった「キャンプ・ブッカ」は現在、ホテルとして使われている。敷地内に張りめぐらされていた鉄条網もホテルの装飾品になっているという。 イラク内での投棄が決まった軍装備品は売却もされており、