感染の拡大が続く新型コロナウイルス。 検査キットの不足や患者の急増など、発熱外来を取り巻く環境は厳しさを増しています。 ところが、検査を担う医療機関の中には、思わぬ影響を受けるところも出てきました。 国が検査にかかる診療報酬の引き下げを決めたからでした。 診療報酬引き下げの内容は 具体的には、例えば医療機関がPCR検査を検査会社に委託する場合、これまで検査1回あたり、医療機関に支払われる診療報酬は1800点だったのに対し、去年12月31日からは1350点に。 さらに4月からは700点にまで引き下げられる見通しです。 医療財源にも限りがある中、実態に即した診療報酬が設定されるのは重要なことですが、急な引き下げに医療機関からは切実な声が聞かれました。 山形の医師から不安の声 透析患者をおよそ170人受け入れている山形市内のクリニックでは、患者が感染すれば重症化のリスクがあることから、院外に設置