筆記具4位ぺんてるを巡る争いが大詰めを迎えている。総合文具首位のコクヨが実施する、ぺんてる株の買い付け期限は12月9日。コクヨはぺんてる株の約38%を保有する筆頭株主だが、過半の株式取得に向けて最後の追いこみに入っている。 コクヨに対抗するのが、総合文具2位のプラスだ。同社もぺんてる株の買い付けを表明、会社の重要事項の決定に拒否権を発動できる3分の1の株式取得を目指している。こちらの期限は12月10日までだ。 経緯を簡単に振り返ろう。コクヨがぺんてる株を買い増し、子会社化する方針を発表したのは11月15日。コクヨのもとに、ぺんてるがプラスとの資本業務提携を画策していることを示唆する密告書が届いたためだ。ぺんてるの経営陣は、コクヨによる子会社化の方針に猛反発。「ホワイトナイト」(経営陣に友好的な買収者)として、プラスを担ぎ出した。 コクヨとプラスは長年ライバル関係にあり、両社の争いは業界で「
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