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ブックマーク / dailyportalz.jp (796)

  • ちいさい花束づくりの手引き書

    贈答品の選択肢として、花というものは独特だ。 なにせ、「きれいでいい香りがする」以外の用途がない。べ物のように血肉になったり、インテリアのように生活が便利になったりすることはない。 ただ、短命で美しいものを贈るという行為。それが花束。 買った花をさっと包んで人に渡してみたい。そんな話をよく聞く。 確かに、たまに会う友人などに「よかったら、これ」と小さな花束を渡せたらかっこいいと思う。家族や恋人相手なら尚更だ。 これは「いつかそんな人たちの役に立つといいな」という、祈りの記事である。 先日、デイリーポータルZライターの3ykさんの企画撮影に参加させていただいた。 切り花についての企画だったのだが、たいへん面白かったので、記事が公開されたらぜひお読みいただきたい(左が筆者、右が3ykさん)。 そのとき3ykさんが「気軽に花束を作って、人に渡せたらいいのにな……」と呟いていた。「お花屋さんで買

    ちいさい花束づくりの手引き書
  • 職人中学生が旋盤で削りだしてる木軸のペンが超絶かっこいい

    木材はやたらと奥深い 木軸といえば、その材料である木材のことも聞いておきたい。 ひとくちに木材と言っても、木の種類によって色も密度も硬さも完全な別物である。例えば、削っていて楽しい木とかってあるんだろうか。 工房にあった削る前の角材。「パオロッサ」や「パープルハート」「ブビンガ」など、聞いてもまったく耳馴染みのない名前のがいっぱい。 DRA うーん、ケヤキは素直に削れるからいいです。逆に一番削りにくくてイヤやったんは花梨紅白。 きだて 花梨紅白? DRA父 これですわ(と角材を見せてくれる) 白い方が柔らかく、紅が硬い花梨紅白。なんで1の木でこういうことになるのか。 はー、なるほど、これは確かに紅白だ。どうやら花梨の樹皮に近い方が白くなっているらしい。 見た目の面白さとレアさで非常に人気の高い木材なんだけど、紅と白の部分で硬さがまったく違うため、めっちゃくちゃに削りにくいらしいのだ。 丸

    職人中学生が旋盤で削りだしてる木軸のペンが超絶かっこいい
  • 本格的なタコパ(タコスパーティー)をしてみたい

    趣味材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえてべるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:エンジン付船を操船してきた(デジタルリマスター) > 個人サイト 私的標 趣味の製麺 ハラペーニョがたくさんあるからタコスを焼こう なんでいきなりタコスに目覚めたのかというと、昨年畑で育てたハラペーニョがサブスク生活できるくらい大量に収穫できたからである(詳しくはこちら)。 我が家の畑と相性が良かったのか、大量に収穫できたハラペーニョ。 べきれない分は冷凍保存したり、ピクルスにしたり、完熟させてチポトレという燻製を作ったり(詳しくはこちら)したのだが、別に辛い物がすごく好きという訳でもないので、まったく減る気配がない。 品を加工するのは大好きなのだが、生産の速度に消費が追いつかないライフスタイル。いつだって冷蔵庫は謎の在庫

    本格的なタコパ(タコスパーティー)をしてみたい
  • にんべんの本店には だしBARがある

    1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:新宿と新宿三丁目には境目がある

    にんべんの本店には だしBARがある
  • フワフワのヒヨコちゃんに論文修正を手伝ってもらう〜ラバーダックデバッグは文系も使える

    大阪生まれの大学院生。工作や漢字が好きです。ほら貝も吹けます。先日、教授から「あなたは何を目指しているのか分からん」と言われました。 前の記事:局地的ランキング1位を愛でる〜みんな何かのNo. 1 > 個人サイト 唐沢ジャンボリー かなり合理的ラバーダック・デバッグ ある日、仲良しの四谷くんと養老の瀧を見に行く途中、「ラバーダック・デバッグ」というものがあると教えてくれました。 アヒルちゃんに丁寧に説明しながらバグを修正するやり方。 どう控えめに言ったとしても、アヒルちゃんはプログラミングの知識がありそうには見えません。 詳しくはなさそう そんなアヒルちゃんに向かって、「こういう構造になっていて、こんな処理をしているんだよ~」と、「専門知識がない相手にもわかるように説明する」と思考が整理され、バグを直すのに役立つらしいのです。 しかも、無味乾燥なデスクに黄色いゴムのアヒルがいれば、肩の力も

    フワフワのヒヨコちゃんに論文修正を手伝ってもらう〜ラバーダックデバッグは文系も使える
  • モス、マック、バーキン…ハンバーガーをパスタにすると本当にうまい

    モスバーガーのソースをパスタにかけたら美味しそうだ。 想像したことのある人も多いだろう。 これがホントに、想像以上に美味いのである。 ならばマックやバーガーキングはどうか。 この記事は、そのままべた方が美味いんじゃ…という心の声に抗いながら、調子にのってハンバーガーをパスタにし続けた記録である。 「ミートソースパスタのバンズ添え」へと華麗に転身するモスバーガー ということで、モスバーガーへ行ってきました 2023年1月現在のモスバーガーは410円。なかなかの高級バーガー 一時期、モスにハマって週2くらい通っていたことがあった。べるのは必ずプレーンなモスバーガーだ。 こぼれそうになるほどたっぷり入ったミートソースが好きなのだ。 シャキシャキの玉ねぎがフレッシュで美味しい。 これをパスタにしてみたくなったのである。 前日、バンズと具ををわけて保存したもの 具はすべてパスタソースにしよう。

    モス、マック、バーキン…ハンバーガーをパスタにすると本当にうまい
  • 名物のなさそうな街、大塚で見つけた新名物は「餃子の王将」南大塚店の…

    湘南の名物は「しらす」、三崎の名物は「まぐろ」、秩父の名物は「わらじかつ」に「みそポテト」に「ホルモン焼き」だ。静岡県清水市の「金の字」という老舗酒場から広まった「もつカレー」や、川崎の「ニュータンタンメン」など、その土地ならではの名店グルメというのも全国各地にある。 ところが逆に、名物というイメージからは程遠い街というのも多い。というか、全国的に見れば、ほとんどの街がそうだとも言える。 そんな、名物がぱっと思い浮かばない土地を訪れ、なんとかその街の名物を探す飲み歩き旅がしてみたくなった。ので、酒の穴のふたりが挑戦します。 今回の目的地は、東京都「大塚」! 日常的な生活の中にぽっかりと現れる「今ここで乾杯できたらどんなに幸せだろう」と思うような場を探求するユニット。なんでもない空き地とか、川沿いの原っぱとか、公園の売店だとか、そういったところに極上の酒の場があるのではないかと活動中。 前の

    名物のなさそうな街、大塚で見つけた新名物は「餃子の王将」南大塚店の…
  • ゼロから韓国語を1年勉強しました

    韓国人の友達ができた。はじめてで嬉しかったので、韓国語講座に通ってみることにした。 英語ならアルファベットで構成されてて文字が読めるし、単語もわかるが、韓国語においては、「丸」と「四角」と「棒」だな…と思うレベルである。 こんなに図形にしか見えない言語が読めるようになるのか?1年勉強してみたら言語を作った人の苦悩やアイデアが見えて大変おもしろかったので、面白かったところをまとめました。 「漢字に挫折した」経験から作られた文字、ハングル 週1のzoom韓国語講座に申し込んだ。私以外には3人、参加している。 先生が現れた。めちゃくちゃ明るい。教科書を1章ずつ進めながら、韓国語の成り立ちからまずオリエンテーションをしてくれた 韓国は昔、中国の漢字を使っていたそうだが庶民が「むずかしい!!!」と挫折した歴史があるそうだ。 そこで、簡単な文字を作るぞ!!と意気込んで作られたのが韓国語(ハングル文字)

    ゼロから韓国語を1年勉強しました
  • 多摩川に埋まる遊具「孤独なライオン」の発掘調査に立ち会った【完結編】

    多摩川の河川敷にライオンの遊具が埋まっている。これまで2回に渡ってこの遊具の真相に迫ってきたが、今回いよいよ発掘調査に立ち会うことになった。「孤独なライオン」完結編である。

    多摩川に埋まる遊具「孤独なライオン」の発掘調査に立ち会った【完結編】
  • さわやかを待っている間にまじでさわやかに行く

    1988年神奈川県生まれ。普通の会社員です。運だけで何とか生きてきました。好きな言葉は「半熟卵はトッピングしますか?」です。もちろんトッピングします。(動画インタビュー) 前の記事:さわやかを待っている間にさわやかに行く 受付終了のお知らせ 前回、「さわやかを待っている間にさわやかに行く」という記事を書いた。読まなくても大丈夫ですが、読まなくて大丈夫というのは建前なので全員読んで下さい。 静岡県西部に店を置くさわやかだが、静岡県全体に展開されている。東京から行くには御殿場にある「御殿場プレミアムアウトレットモール」内のさわやか一番近い。だがとても混む。 御殿場プレミアムアウトレットモールへは御殿場駅から無料シャトルバスが出ているので便利。東京の新宿や渋谷、神奈川県の横浜、町田からも直行バス(有料)が出ている。 調べたら5時間、6時間待つこともあるようだ。事前に予約もできないため、当日にお

    さわやかを待っている間にまじでさわやかに行く
  • HARIOが発売している蒸留器「ハーブウォーターメーカー」を使ってみた

    耐熱ガラスメーカーのHARIO(由来が「玻璃王(ガラスの王)」と知っていただろうか?)が製造・販売している蒸留器「ハーブウォーターメーカー」。水蒸気蒸留が手軽にできるとのことで、さっそく試してみた。 1921年創業の耐熱ガラスメーカー・HARIO。カフェ等の専門器具から、ホームセンター等で買える器まで幅広く販売しているが、こんなニッチな製品を扱っていることをご存知だろうか。 ハーブウォーターメーカー。 なんだこれは?と思われるだろうが、水蒸気蒸留用の蒸留器だ。 中にはガラスの器具一式と、ハーブウォーター(蒸留によって得られた芳香蒸留水)の保存をするためのフラスコ、親切に加熱用キャンドルまで入っている。 筆者は以前、ホームセンターにある器具を使って簡易蒸留器を作ったことがあるが、その物(物?)がこれだ。 一般的な水蒸気蒸留の装置は「中型犬くらいあるな」という感じの巨大なステンレス鍋であ

    HARIOが発売している蒸留器「ハーブウォーターメーカー」を使ってみた
  • キューピー人形を増毛してつくる漫画「奇面組」の人々

    カルガモの赤ちゃんが初めて見た生き物を親だと認識するように、私は人生で初めて読んだギャグ漫画である「奇面組」のことを、この世で最も面白いギャグ漫画だと思い続けている。 (※奇面組(漫画)は「3年奇面組」「ハイスクール奇面組」「フラッシュ奇面組」「帰ってきたハイスクール!奇面組」の4シリーズがありますが、記事ではそれら4つをまとめて「奇面組」と呼ばせていただきます。) ところで、奇面組といえばこの2頭身デフォルメだ。 ※「ハイスクール!奇面組 9巻 p.167/新沢基栄」(集英社)より引用 この2頭身、何かを思い出しませんか? そう、キューピー人形ですね。ということで、今回はキューピー人形漫画「奇面組」の人々を作っていきます。 まずは主人公である零くんを作っていこうと思ったのだが、とりあえず奇面組をご存じない方のために零くんがどのような髪形をしているのか見ていただきたい。 ※「3年奇面組

    キューピー人形を増毛してつくる漫画「奇面組」の人々
  • 東京湾のトドを見てきた :: デイリーポータルZ

    1992年三重生まれ、会社員。ゆるくまじめに過ごしています。ものすごく暇なときにへんな曲とへんなゲームを作ります。 前の記事:セリアで買った不機嫌なのジグソーパズルに癒される > 個人サイト ほりげー 東京湾にトド 大阪湾にクジラが出没した一週間後、今度は東京湾にトドが出た。関東在住の身としてこれは見に行かねばなるまい。 ちなみにクジラは当サイトライターのこーだいさんが見に行っている。ここはどうぶつ大好きポータルサイトだ。 Webマスター林さんのいつきがすごい。(当初のニュースではオットセイだったが、その後トドということになった。) この数時間後には編集部による船の手配が完了していた。迅速だ。当サイトは動物の出没や魚の大量発生に関しては気なのだ。 船で見に行く 東京湾にトドが出没したのが2023年の1月16日。我々が船に乗ったのはその翌日の1月17日である。 手配してもらった船は蒲田

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  • 広くなった渋谷駅ホームを見てきたよ

    1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:高級干し柿は、ほぼ蜜

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  • 銀座ウエストのお菓子で打順を組む

    東京銀座で70年以上の歴史を積み重ねてきた洋菓子屋、銀座ウエスト。幼いころから私の大好物だ。アソートのクリーム色の箱を開けた瞬間に広がる、幸せな光景。 どのお菓子もしっかりとバターが効いていて、重厚な味わい。人生で一番最初に味わった「高級感」が、銀座ウエストだったかもしれない。 今回は大好きな銀座ウエストのお菓子の打順と守備位置を考えてみたので、発表したい。

    銀座ウエストのお菓子で打順を組む
  • 犬を散歩してる風バッグをつくる

    犬がいる生活に憧れるけど、ペット不可のアパートなので飼えない。せめて犬を連れて散歩している気分を味わいたいので、犬のバッグをつくって散歩してみた。 憧れの犬ライフ 犬を飼いたい。でもそのためにはまずペットOKの物件に引っ越さなければいけないのだ。なかなかいい物件に巡り会えず、悶々とする日々。せめて犬を散歩している気分だけでも味わって、犬欲を満たしたいと思い、犬を散歩してる風のバッグをつくることにした。 完成したのがこちら。 足にキャスターがついていて、押すと前にすすむ。完全に散歩している むちっとしている黒柴 背中にファスナーがあって、結構たくさん入る! ただのバッグだが、想像以上に散歩している気分を味わえたし、かなり愛着がわいている。 まずはどんな風につくったか、説明していこう! いきなり自宅待機 年末、仕事納めをした日から集中してつくるぞ!と意気込んでいたのだが、その日に自宅待機が決定

    犬を散歩してる風バッグをつくる
  • 高級干し柿は、ほぼ蜜

    1971年東京生まれ。イラストレーター。ドクロ服、ドクロ雑貨集めに情熱を燃やしすぎている。ほかにはワニ、ウツボ、ハダカデバネズミなど毛の生えていない動物も好む。著書に「しろねこくん」、「ココロミくん」、「ひとみしり道」、「ばかスイーツ」などがある。(動画インタビュー) 前の記事:お店別・レジ袋なしの限界を探る〜 コンビニ「ファミリーマート」編

    高級干し柿は、ほぼ蜜
  • ご先祖様がおみこしを半分に切って神棚にリメイクしていた

    僕の祖父の家には神棚がある。子供の頃には何気なく拝んでいたが、大人になってそれが特殊なものであることに気づいた。大きくて造りが立派なのだ。 祖父に話を聞いてみると、江戸時代のご先祖様がおみこしを半分に切って神棚に作り変えたものが現在まで残っているらしい。

    ご先祖様がおみこしを半分に切って神棚にリメイクしていた
    pikopikopan
    pikopikopan 2023/01/05
    かっこいい
  • とんかつ屋さんで臆せず特上を頼む

    1993年東京都生まれ。与太郎という柴犬と生きている普通の会社員。お昼休み時間に事務員さんがDPZを見ているのを目にしてしまい、身元がバレないかハラハラしている。 前の記事:29歳で初めてボウリングをやると異世界感がすごくて楽しい 松竹梅ときたら無難に竹を頼む人生 とんかつ屋さんに一人で行く。そして一番高いかつを頼む。大人になったらやりたいことのうちの2つである。一気に片付けてやるよ。 特上、松竹梅とかランクがつけられているものを頼むことは勇気がいる。値段を見て怯えて震えながら、でも一番下のものを頼んだらお店の人に殴られるんじゃないかと思って真ん中らへんのランクを選ぶ。そういう人生を送ってきた。 でも今日はジブン、最初から一番高いモンうって決めてるんで。 とんかつ檍(あおき)。とんかつ百名店2022に初選出されたらしい。 うまいとんかつがあると聞いて浅草橋にやってきた。お昼どきを外してき

    とんかつ屋さんで臆せず特上を頼む
    pikopikopan
    pikopikopan 2023/01/02
    ブコメの「ニューとん助のWとんかつ」見て震えた。他の洋食も美味しそうだし食べたい
  • 一人前一万円のお粥「毋米粥」を食べた

    趣味材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえてべるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。(動画インタビュー) 前の記事:江戸前オオアサリ(ホンビノス貝)を捕ってきた(デジタルリマスター) > 個人サイト 私的標 趣味の製麺 広東料理の南粤美にやってきた これまでの人生でお粥に使った総額以上のお粥をべにやってきたのは、横浜中華街にある南粤美(なんえつびしょく)。テレビドラマ版『孤独のグルメ』にも登場した広東料理の有名店だ。 井之頭五郎(松重豊)さんは一人で中華釜飯や海老雲呑麺をべたそうだが、私は16人でお粥をべる。 なんでそんな大人数なのかというと、16人以上を集めないと予約ができない特別な料理だかららしい。これが豚の丸焼きならわかるが、お粥なのが不思議である。すごく大きな鍋で大量に作らないと成り立たないお粥なのだろうか。 コロナが落ち

    一人前一万円のお粥「毋米粥」を食べた