長崎県佐世保市の高1女子生徒殺害事件で、殺人の疑いで逮捕された少女(16)の父親が5日、佐世保市内の自宅で死亡しているのが見つかった。県警は自殺を図ったとみて死因を調べている。 県警によると、同日午後、自宅で父親が死亡していると消防から連絡が入った。 弁護士によると、父親は事件前の今年3月、少女に金属バットで殴られ、その後、少女を精神科に通院させていた。父親が学校関係者に「事件にしたくない」と殴打について口止めしていたことも県教育委員会の調べで明らかになっている。 父親は事件後、「どんな理由や原因でも娘の行為は決して許されるものではない」と謝罪する書面を公表している。 少女は7月26日、1人で暮らしていた市内のマンションで、同級生の女子生徒(15)を殺害したとして、翌27日に殺人の疑いで県警に逮捕された。検察側が精神鑑定を請求し、鑑定のため、医療施設に身柄を移されている。(共同) [201