数学における調和級数(ちょうわきゅうすう、英: harmonic series)とは発散無限級数 のことをいう。名称の「調和」(harmonics) というのは音楽や和声学における倍音の概念に由来するもので、振動する弦の倍音の波長がその弦の基本波長の 1/2, 1/3, 1/4, ... となっていることによる。調和級数の各項は前後の項の調和平均になっており、また調和平均という用語もやはり音楽に由来するものである。 歴史[編集] 史実として、調和級数が発散することの最初の証明は14世紀のニコル・オレームによるものだが[1]、これには誤りがあった。後に正しい証明がなされるのは17世紀、ピエトロ・メンゴリ(英語版)、ヨハン・ベルヌーイ、ヤコブ・ベルヌーイらによってである。 歴史的には、調和数列は建築学の観点からの需要があった。特にバロック時代には、平面図や立面図での均衡をとるために、あるいは教
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