図1.20に見られるように、電源電圧を下げるとクロックも下げざるを得なくなる。しかし、プロセサのやるべき仕事が少なく、クロックを下げて処理速度を落としても十分間に合うという状態では、電源電圧と動作クロック周波数をつり合いのとれた形で下げてやると、大幅に消費電力を減らすことができ、電源電圧を20%下げると消費電力はほぼ半減する。このように処理負荷に応じて電源電圧とクロック周波数を変えるのがDynamic Voltage Frequency Scaling(DVFS)という方法で、マイクロプロセサとしては、今は亡きTransmetaのCrusoeで最初に採用され、その後、多くのプロセサで採用が広がっている省電力手法である。 そして、最後に残るパラメタがαである。前に、αが小さくなる理由としてプロセサが浮動小数点演算器は使っていないというケースを挙げたが、実は、使っていない=電力を喰わないという

