こんにちは。Visual Studio サポート チームです。 今回は、Visual Studio でアプリケーションを開発する時にデータ型として使用できる浮動小数点数についてのお話です。 本記事の内容は Visual C++、Visual C#、Visual Basic を対象としております。 浮動小数点数を使用する際の注意点 浮動小数点数はプログラムで小数を扱うために広く利用されていますが、少し癖のあるデータ型でもあるため、その特性をよく理解して利用しないと、思わぬ落とし穴に遭遇してしまうこともあります。 浮動小数点の特性として、注意した方が良いものは主に以下の 3 点となります。 a) 浮動小数点数の演算に固有の誤差が常に生じる可能性がある。 b) ビルド環境やオプションによって、同一のソースコードでも計算結果が変わる可能性がある。 c) 実行する CPU が変われば、同一の実行モジ
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