今回のコラムでは、9月15、16日と立て続けに新型2足歩行ロボットの発表があり、大変注目されましたので、これら移動型ロボットの実用化に向けた考えを述べます。 スリムな外観デザインのHRP-4と超重量級のcore まず採り上げるのは、産業技術総合研究所と川田工業が発表した「HRP-4」です。「HRP-4」は、身長151cm、体重39kgと、軽量かつスリムなボディを実現し、様々な方向から対象物にアプローチできるよう片腕7軸の構成としており、全身で計34軸を有しています。 まず写真を見て、重厚なロボットのイメージが払拭された威圧感のない外観デザインに感動しました。さらに、HRP-4に注目したのは、産業用ロボットの安全規格ISO 10218(ツールセンターポイントの最大動力は80W以下、最大力は150Nという制御下で人との協調運転を許容)に準拠し、人との協調作業に対応できるよう各関節には80W以下
トレンドウォッチ 東大・石川研究室、3月10日に超高速マニピュレーションシステム披露 -SORSTシンポジウム ロボット新世代 感覚運動統合理論に基づく『手と脳』の工学的実現- 3月10日(水)に日本科学未来館にて「SORSTシンポジウム ロボット新世代 感覚運動統合理論に基づく『手と脳』の工学的実現」(主催:科学技術振興機構、感覚運動統合理論に基づく「手と脳」の工学的実現プロジェクト)が開催される。東京大学の石川正俊教授らが開発した高性能な「手」「眼「触覚」などの各種要素技術に加え、これらを統合した超高速マニピュレーションシステムが一同に公開。デモなどを通じて、環境変化に対し素早い適応能力を備えたロボットが示される。モノづくりが多種少量生産にシフトしていることに加え、工場外におけるロボットによる作業が多様化する中、これらは必須の技術と言える。 ここでは、公開が予定されるバッティングロボ
2010.05.24 【修正】OpenRTM-aistでROSライブラリの扱いが可能に、産総研のGeoffrey Biggs氏がROS.orgに統合のためのパッチを提供 米Willow Garage社は、同社のロボット用ツールキット「ROS(Robot Operating System)」とRTミドルウエアの開発ツール「OpenRTM-aist (Open Robot Technology Middleware implemented by AIST)」(写真は今年1月に発表した「バージョン1.0.0」)を統合するパッチを、産業技術総合研究所のGeoffrey Biggs研究員が開発、公開したことを翻訳サイトで発表した。OpenRTM-aistユーザーはパッチをダウンロードすることでROSトランスポートを追加することができ、ROSが用意する各種ライブラリが利用できる。ただしGeoffrey
KDDI研究所(http://www.kddilabs.jp/)特別研究プロジェクトの小林亜令特別研究員は、7月22日~24日開催の「ワイヤレスジャパン2009」で講演し、携帯電話に搭載した各種センサ情報を複合的に利用することで、現在のユーザーの状態を把握する自動推定技術を研究していることを明らかにした。走行や歩行、自動車やバスへの乗車など計7種類の移動状態を80%以上の精度で推定することができる。これをもとに、すでに発表している「実空間透視ケータイ」のほか、安心・安全や健康管理といった各種サービスを開発する。さらには、複数ユーザーの状態情報を組み合わせることで、場の状況や社会の状態の把握にもつなげる。 発表したのは、携帯電話に搭載した各種センサ情報を複合的に利用することでユーザーの移動状態を推定する技術。「走行」「歩行」「自転車」「停止」「電動車」による移動と、「自動車」「バス」「電車」
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く