猪子寿之・チームラボ社長――「その男、凶暴につき」!“ヤバイ日本”建設大綱[下](2) - 10/04/30 | 16:20 日仏交流150周年のメディア・アート「花と屍」で、フツー人の見え方=遠近法を捨て、日本伝統の“見え方”を復権させた。 「消失点のない、平面的な大和絵や浮世絵は稚拙な、遅れた描き方とされてきた。だが昔の日本人には、本当にああいう風に見えていたのではないか」。 現代人は、遠近法のように見えると思い込んでいるだけではないのか。 そこで、コンピュータで空間を作り、その空間を論理的に平面化して映像を制作した。それを空間(互い違いに配置した12本のディスプレー)に映し出すと、がぜん、映像が躍動する。 遠近法は消失点=鑑賞点が固定されているため、鑑賞者が空間を移動すると絵が歪む。日本画は消失点がないから、どこから見ても、自然に立体的に見えるのだ。 ヒントは『ジャンプ』で