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第二次大戦中の話です。 ドイツ軍に捕らえられたフランス兵の一団が、捕虜収容所に放り込まれていました。 強制労働と虐待が続く日々に、兵士の中には発狂したり自殺したりする者も出ていました。そうでなくても、彼らの心は荒み、ちょっとしたことでいざこざを起こしたり殴り合いの喧嘩をすることもしばしばでした。 ・・・このままでは我らは軍人として、フランス人として、いや人間としての尊厳まで失ってしまう。 そう危機感を覚えたとある将校が思案の末編み出した奇策は、何とも奇妙なものでした。 「ここに可愛らしい少女がいる。芳紀まさに13歳、汚れを知らぬ純真で可憐な娘さんだ。彼女は今日から我らと共同生活をする。さあ、諸君は紳士としてどう振る舞うのだ?」 無論、そんな少女は存在しません。つまり脳内少女です。脳内少女を共通認識にしよう、というのです。 彼女はいつも、彼らが収容されている大部屋にいます。もしも無礼な言葉遣
“仕事は面白いですか?”最近の私の口癖です。特に、若いビジネスマンに向かってよく質問します。そうすると、次のような答えが返ってきます。 “だんだん、つまらなくなってきた” “今の仕事は合わないので、別な仕事をしようと思っている” “上司が分かってくれないので、面白くない” “自分の理想の仕事はまだ探せていない” “他の会社のほうが面白そうだ” などなどです。皆さんに同じ質問をしたらどうお答えになるでしょうか。 私はこれらの答えを聞いていて感じたことは、仕事には面白い仕事と、つまらない仕事がある、と決め込んでいるのではないか、ということです。決められたことを同じようにやるから、つまらない。ああ、私は不幸だ。クリエーターのような仕事は自由で面白そう!あっちの水は甘そうに見えるのです。 この考え方には、大きな欠点があります。それは、誰がそう思ったのか知りませんが、世の中にそういう既成概念
2009年10月22日~2009年10月25日まで、都内の日本科学未来館と東京国際交流館で開催されている“デジタルコンテンツEXPO2009”。最新テクノロジーを使ったデジタルコンテンツの展示などが行われている本企画内では、各業界を代表するクリエーターによるシンポジウムも実施されている。10月24日には任天堂の宮本茂氏による“宮本茂の仕事史”と題した講演が実施。これは“アジアグラフ 2009 in Tokyo”による、世界の第一線で活躍する現役クリエーターを表彰する取り組み“創賞 贈賞式”と合わせて開催されたもので、宮本氏は同賞の受賞記念として登壇したのだ。 今回の講演は“宮本茂の仕事史”というタイトルにあるとおり、約30年にわたる同氏のゲーム業界における歩みを、東京大学大学院教授でアーティストの河口洋一郎氏が聞き手となって振り返る内容となった。最初に、スクリーンで自身の歴史のダイジェスト
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