天皇ファンである私にとって浅見雅男氏の著作は興味深い事実を教えてくれて面白いです。 『皇太子婚約解消事件』は、明治26年に大正天皇の婚約者として伏見宮禎子(さちこ)が内定していたのに、明治32年に禎子の健康問題で解消された事件について書かれています。 皇族は天皇家の一族で、天皇になるかもしれない人たちだけども、いろいろあるんだなと思いました。 浅見雅男氏の他の本も参考にしながら、皇族についてご紹介します。 明治以前、皇族は宮家を継ぐものを除いてほとんどは出家し、門跡寺院と称される名門寺院で一生を送った。 それは皇族の数が増えることを防ぎ、ただでさえ乏しい皇室財政の負担が増えたり、皇族の権威が失墜するという事態も未然に阻止できるからである。 ところが慶応4年、新政府は皇族の出家を禁止した。 となると、皇族が増えることになる。 明治天皇と伊藤博文たちの葛藤が最もあからさまになったのは、永世皇族
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