温厚な二枚目役やホームドラマの脇役で知られ、クイズ番組や書評番組での安定感ある司会ぶりにも定評があった俳優の児玉清(こだま・きよし、本名北川清〈きたがわ・きよし〉)さんが16日、胃がんのため東京都内の病院で死去した。77歳だった。 東京生まれ、学習院大卒業後、1958年に東宝ニューフェース13期生に合格。「悪い奴ほどよく眠る」「別れて生きるときも」などに出演した。 67年にフリーになって以降はテレビを中心に活躍し、「ありがとう」などのホームドラマのほか、近年も「HERO」「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」などで存在感を示した。また、「パネルクイズ アタック25」や「週刊ブックレビュー」の司会者としても親しまれた。