自動的に移動しない場合はをクリックしてください。
映画館を救った映画オタク[映画.com ニュース] クエンティン・タランティーノ監督が、若い頃から通っていたロサンゼルスの名画座が経営難に陥ったことを知り、経営者一家に救いの手を差し伸べるために同館を買い上げたことが明らかになった。 米ハリウッド・レポーター誌が報じたところによると、その映画館は、ロサンゼルスにある座席数200席の名画座ニュー・ビバリー・シネマ。もともと1929年に封切館として始まったが、78年に現オーナーのトーガン一家が名画座に変更。クラシック作品を中心に、インディーズや外国映画まで幅広いラインナップを2本立てで上映している。タランティーノ監督も19歳の頃から通い始め、07年には自らコレクションしたフィルムを2カ月にわたって上映する映画祭を企画するなど、深い縁のある映画館だ。 ニュー・ビバリー・シネマは、DVDの台頭で入場料収入が減少したのを契機に2000年代なかばから資
夜帰り道にやたらネコを見かけるので、「ネコを3回さわれたら、人間の男性に1回モテる」という自分内ルールを考えて、ネコに媚を売りながら帰った。まあ、小学生が黒いタイルを踏んだら地獄行き、とかいって真剣に黒いタイルをよけているのとそうたいして変わらないくだらない心の遊びである。ネコはいったん触らせてくれさえすればこっちのもの、と思ってるんだけど、知らないネコの警戒を解くのがへたくそなので間合いを詰めようとするとどうしても逃げられてしまう。せめてネコにモテたいよ、若干ネコアレルギーの気はあるんだけど。 そんなこんなで、ネコとのふれあいを2回こなし、3匹目のネコ、昔っからちょくちょく見かける同一ネコなのか、似たような模様で代替わりしてるのかそのへんがちょっとナゾなんだけど、やたら存在感のある仏具屋のネコと目が合った。鼻の下に黒ヒゲっぽいブチがあるので学生時代「グルーチョ」って心の中で呼んでたけどお
わたしはときどき、エアメールをだす。週に一回くらいはだしている。考えてみれば、けっこうな頻度である。とはいってもこれは、海外郵便のことではない。ここでいうエアメールは、エアギターのエアと同じなので、つまりは、一度は送信しようとおもったが、じっさいには送信していない携帯メールのことである。 メールってやつはけっこう気をつかうものだ。相手にメールをだそうと、ひとまずは作成画面にメッセージを入れていくのだが、しだいに、「これは、ないな……」と気持ちがしぼんできて、やっぱりこのメールは送らないでおこう、とおもい直すことが、たいてい誰にでもあるような気がする。そういうときは、ひとまずメッセージを最後まで完成させてから、心のなかの送信ボタンだけを押して、そのまま画面を閉じてしまうと、そのメッセージはエアメールとなって、ちゃんと相手のところに届くはずである。 そうしてわたしは、いろいろな人にたくさんのエ
「赤ちゃんが二十歳になるまで生きて成人式を見られたらその場で死んでもいいなあ〜」。郊外の豚しゃぶ店で、ひとあし早く食事を終えた母が言った。八月の終わりに弟には子供が産まれる。三番目のタフガキ。弟は「ぜんぜん余裕だろー縁起でもねーなー。それに成人式で死んだら迷惑だろー。俺引き取りにいくのやだわー静かに布団で死んでくれー」と笑い、母も「バーカ。覚悟よカ・ク・ゴ。それくらいの覚悟で二十年生きるつってるの。まあ先のことはわからんから、今夜は肉を食べといたー」なんて笑ってる。六十三歳の母が八十三歳のクソババアになって成人ベイビーを祝うのはそう難しいことじゃないと僕は思っている。弟も。おそらく本人も。僕は、二人の話を笑いながら別の人間の死について考えていた。 六十を超えた母親が病や怪我で倒れる可能性はありうる話で、僕は心のどこかで準備ができている。準備ができる。僕が思いを巡らせているのは僕自身の死につ
携帯電話の機種変更がきらいで、使えるものなら何年でも使ってやれとおもっている。まだ動くものを捨てるのがいやなのだ。これはおそらく血筋のようなもので、わたしの弟も同様に、ひたすらひとつの携帯を使いつづけていたら、携帯キャリアから連絡があり、「おねがいだから機種変更してください。もうその携帯を使っている人は誰もいないんです。お宅にうかがい、無料で交換させていただきますので」と懇願されたという。さすがわたしの弟だとおもった。 わたしもずーっと同じ携帯を使っていた。そのうち電池がすぐに切れるようになった。どのくらいすぐかというと、最後の方は、メールを一通作成できるかできないか、そのくらいの操作時間で切れてしまっていた。だからあらかじめ頭の中でメールの文面を練り、まずは脳内でひと通り文章を作っておいて、それを最低限の操作ですばやくメールとして完成させ、すぐさま送信する。「送信完了」の文字とほぼ同時に
1984年。一本の低予算SF映画が話題を呼ぶ。「ターミネーター」の第一作目である。 スカイネットというコンピューターネットワークに支配された暗黒の未来。人類は機械を相手に暗澹たる闘いを繰り広げていた。ある男が現れるまで。その男の名はジョン・コナー。機械軍:スカイネットに立ち向かい、人々に希望を与え、レジスタンスの指導者となった男。機械軍はそんな希望をも根絶やしにしてやろうと、ジョン・コナーの母親が、彼を出産する前に抹殺すべく、人型の殺戮マシンを過去の1984年に送り込む。そしてレジスタンス側もその計画を嗅ぎ付け、ジョン・コナーの母:サラ・コナー抹殺を阻止すべく、カイル・リースという一人の若き兵士を84年に送り込むのだが…。 もう今や、これ以上の説明は無用であろう、という程に浸透したこのシリーズ。一応、上記あらすじの先を説明すると、殺戮マシン:ターミネーターから逃れるために行動を共にするサラ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く