バレンタイン・デイ。どんな男子であっても、この日には特別な思い出があるはずだ。もちろん、それが良い思い出であるとは限らないが……とにかく、何か語るべきものがあるはずだ。 こういったことを書くと、意地の悪い君たちは、また僕がモテ男をうらやむ歌をさえずりはじめるのだろうと早合点しているのではないかな。バカを言っちゃあいけない。だってオレにも、ヴァレンタインはあったんだぜ。それもとびきりのヴァレンタインが……。 もう、十年以上も前のことだ。バレンタインディを間近に控えた八月、僕はふとしたきっかけで、隣のクラスの女の子と仲良くなった。いままでほとんど話したことのない女子だったが、僕が当時発売されたばかりだったナンバーガールの「School Girl Distortional Addict」(1999年)を持っていて、女の子はスーパーカーの「JUMP UP」(1999年)を持っていたことから、互いに
![あまずっぱい?いや、すっぱい - 未来の蛮族](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/51c9b581426728de7504872e3083eb549f1e99c7/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fy%2Fyoghurt%2F20090613%2F20090613165814.jpg)