米カリフォルニア州グレンドラの丘陵でブローディアの花にとまるミツバチ(2017年5月12日撮影)。(c)AFP/FREDERIC J. BROWN 【10月6日 AFP】世界中の蜂蜜の75%から、ミツバチに神経ガスとして作用する殺虫剤の痕跡が見つかり、作物の重要な花粉媒介者であるミツバチの生存に対する懸念が高まっている。研究者らが5日、明らかにした。 米科学誌サイエンス(Science)に掲載された研究論文によると、世界中から集められた198種類の蜂蜜試料で検出された濃度は、欧州連合(EU)が定める人間の食用とする際の残留基準値を下回っており、人体の健康への影響はなさそうだ。 だが、蜂蜜試料の34%がミツバチにとって「有害なネオニコチノイドの濃度」で汚染されており、慢性暴露はハチの生存に脅威だと研究論文は指摘している。 ミツバチは世界の主要穀物の90%の授粉を支えているが、近年はダニや殺虫
これは殺虫剤の種類によってピンキリなので一言では言えません。 例えば家庭用殺虫剤としてよく使われているピレスロイド系殺虫剤だと、昆虫の神経系に作用して正常な神経伝達作用を阻害します。そのため、昆虫に作用すると異常な痙攣や麻痺を起こし、正常な代謝機能が損なわれ死に至ります。ピレスロイド系は即効性があってかけるとすぐに効果が出ます。 他にも神経系に作用する薬剤は多く、ピレスロイド系と近い働きをする有機リン系、神経系の伝達を止めて摂食活動を停止させて餓死させるネオニコチノイド系などがあります。 他に昆虫の皮膚に当たるキチン質の生成を阻害し、これができないまま脱皮するために死ぬベンゾイルフェニルウレア系、脱皮を強制させるホルモンによって無理矢理サナギにさせることによって殺すテブフェノジド系、逆に脱皮を抑制させ脱皮させずに死に至らしめるアザディラクチン系、ミトコンドリア電子伝達系を破壊することによっ
昨日(3/20)、玉川大学にて開催された、日本農薬学会第40回大会に参加しました。目的は、同大学ミツバチ科学研究センター所属の中村純教授によるネオニコチノイド系農薬の規制に関する講演です。非常に重要な内容だと思いますので、レビュー記事を書く次第です。 東京都と神奈川県の間で帰属を巡って紛争が絶えないとの噂がある地、町田市。 この大学はミツバチの研究に関して日本一です。今回の講演の会場としては最適でしょう。 日本全国から農薬メーカーと農水省の御用学者が集結する呪われた学会です(大嘘)。 発表の内容を私が勝手にまとめると、以下のようになります。 ミツバチの農薬に起因すると考えられる異常は最近初めて起こったことではない。数十年前から断続的に起こっている。 送粉者(花粉媒介者)としての能力はミツバチより野生のハナバチ類の方が重要であり、野生のハナバチが減少している。 野生のハナバチには農地周辺の餌
物理学賞のトリプル受賞により日本を沸かせたことで記憶に新しい、ノーベル賞。その陰で、権威や注目度は大きく違えども、独特な存在感を醸し出している賞がある。イグ・ノーベル賞だ。「まずもって人々を笑わせ、次に考えさせる研究」に対して贈られ、今年日本からは、北里大学の馬淵教授らの「バナナの皮を踏むとなぜ転びやすくなるか」を学術的に解明した研究が「イグ・ノーベル物理学賞」を受賞。バナナ片手に歌いながら研究成果をスピーチする姿も話題になった。 日本人の受賞は今年で8年連続と、実は本家よりハイペースな受賞頻度を誇るこの賞。その栄誉(?)に2度も輝いたのが、粘菌の生態に関する研究である。著者は粘菌をはじめとする単細胞生物の研究を続けて25年になる研究者で、2度の受賞の中心人物だ。 粘菌。日常生活ではなかなか口にしない名前だが、実はちょっとした藪や都会の植え込みにも潜んでいる身近な生物だ。湿気を好み、特に森
独西部デュイスブルク(Duisburg)の動物園で泳ぐバンドウイルカの親子(2011年10月18日撮影、資料写真)。(c)AFP/ROLAND WEIHRAUCH 【7月23日 AFP】野生のバンドウイルカは個体特有の音を編み出し、自分を識別する「名前」のように使っているとする論文が22日、米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に掲載された。 研究の対象となったのは、英スコットランド東岸沖に生息するバンドウイルカ200頭。 英セントアンドルーズ大学(University of St Andrews)生物学部、海洋哺乳類研究ユニット(Sea Mammal Research Unit)に所属する論文の主著者、ステファニー・キング(Stephanie King)氏は、「動物の世界で名前、あるいは特定の個体に
リンク GIGAZINE タコには痛覚が存在する&痛みを嫌う感情も存在することが判明 近年、数多くの動物の「意識」に関する研究が行われており、ロブスターを生きたままゆでる方法が禁止されるなど、無脊椎動物にも痛覚がある可能性が指摘されています。新たに、サンフランシスコ州立大学で生物学を研究するロビン・クローク氏によって「タコにも痛覚があり、痛みを嫌う傾向がある」ことが判明しました。 32 users 210
3年11カ月絶食の「ダイオウグソクムシ」−鳥羽水族館の飼育員森滝丈也さんも困惑。愛おしく「No.1」を持ち上げる森滝さん 鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽)で飼育展示中の「ダイオウグソクムシ」が2009年1月2日に餌を食べて以来、3年11カ月(1408日)間何も食べず絶食状態を続けている。あと2カ月で4年間の絶食生活記録が更新される。(伊勢志摩経済新聞) 【画像】 3年11カ月絶食「修行」中のダイオウグゾクムシ ダイオウグソクムシは、ダンゴムシやフナムシの仲間で、等脚目の中で世界最大。日本最大のオオグソクムシが体長10〜15センチメートルに対してダイオウグソクムシは20〜45センチメートルの大きさになる。メキシコ湾や西大西洋周辺の200〜1000メートルの深さの海底に生息し、堆積するにごみや落ちてくる魚の死骸などを食べ「海の掃除屋」と呼ばれているが、生態はよく分かっていない。7対の脚、尾部にとげ
世界中でウナギを食べる人は少なくはない。スペインではウナギの稚魚「シラスウナギ」を熱したオリーブオイルの中に入れて食べる料理が人気だし、北欧や英国ではウナギの薫製などが定番料理の一つである。 だが、世界で最も多くのウナギを食べているのは間違いなく日本人で、われわれは世界のウナギの6~7割を消費しているとされる。乱獲が主な原因であるウナギ資源の危機は、日本人によるウナギの大量消費が深く関わっているということになる。 日本を中心とする世界の生産と消費量は1980年から2000年にかけて急増した。日本国内のウナギ生産量は1980年代後半までほぼ年間4万トン程度で推移し、これに台湾からの輸入が2万5000トンから多い時では4万トン程度加わるという形が続いてきた。 これに変化が現れるのはバブル経済の爛熟期の1987年ごろからだ。そのきっかけの一つは中国で日本向けのウナギの養殖業が盛んになり、安い労働
福島原発周辺で鳥が減少 日米などの研究チーム調査 (02/03 21:00) 【ロンドン共同】3日付の英紙インディペンデントは、東京電力福島第1原発の事故による環境への影響を調べている日米などの研究チームの調査で、同原発周辺で鳥の数が減少し始めていることが分かったと報じた。調査結果は来週、環境問題の専門誌で発表される。 研究チームは、1986年に事故が起きたウクライナのチェルノブイリ原発と福島第1原発の周辺で、放射性物質放出による生物への影響を比較調査するため、両地域に共通する14種類の鳥について分析。 福島の方が生息数への影響が大きく、寿命が短くなったり、オスの生殖能力が低下したりしていることが確認された。 < 前の記事 | 次の記事 >
11月22日2011 今年も凄い!2011年ナショナルジオグラフィックフォトコンテストに集まった素晴らしい写真の数々 記事データ パルモ コメント(0) 画像 自然・廃墟・宇宙 # ナショナルジオグラフィックが主催している恒例のフォトコンテスト、今年もすばらしい作品が続々と公開されている。今年は最優秀者には優勝賞金1万ドル(77万円)、米ワシントン D.C.のセミナーへの旅費全額という賞品が送られることになっている。それではその作品の一部を見てみることにしよう。 ソース:National Geographic Photo Contest 2011 (45 pics) カテゴリーは人物、風景、自然の3つに分かれていて、投票により各カテゴリーの1位が決まるそうだ。 ■1. ■2. ■3. ■4. ■5. ■6. ■7. ■8. ■9. ■10. ■11. ■12.
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動物ゾウのうんこは未消化の植物が多く含まれているのでフンコロガシが喜ぶ。野うさぎは一回で十分な消化ができないので自分のうんこ食う。同様にモルモットも食糞する。ニワトリは腸内細菌がビタミンをつくってくれるのでやはり自らのフンをついばむ。ウマが馬房で食糞してるのは暇すぎるからだ。ヘラジカやガゼルの母親は仔の糞尿を食う。匂いを残さないため。 公園で犬の落とした糞からメタンガスを集めてガス灯の燃料に。うんこキレイ。セセリチョウの幼虫はうんこを5フィートくらい遠くまで飛ばす。人間でいえば240フィート(73メートル)飛ばすくらいのウン擲パワー。20年くらい前に野毛山動物園のサル(チンパンジーだったかな)が、僕のすぐ横にいた外国人旅行者にうんこを投げつけた。ブロンドヘアーの女性であった。今はアクリル板があるはず。5年くらい前に川端通三条付近で早朝、カラスが大量に飛んでいてフン落とされたらかなわんなーと
オーランチオキトリウムが、日本を産油国にする(1) 2011年2月25日 環境サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィード環境サイエンス・テクノロジー 1/4 (これまでの 山路達也の「エコ技術者に訊く」はこちら) 2010年12月、「オーランチオキトリウム」という聞き慣れない生物が新聞やネットのニュースで大きな話題を呼んだ。これは、オイルを作る藻類の一種で、従来よりも10倍以上高いオイル生産能力を持つという。バイオ燃料はいったいどこまで実用化に近づいているのか? バイオ燃料を長年研究してきた、筑波大学大学院の渡邉信教授にうかがった。 燃料としてそのまま使えるオイルを作る「オーランチオキトリウム」 オーランチオキトリウムは、ラビリンチュラという従属栄養生物の一種。光合成はせず、有機物をエサとして取り入れる。 ──オイル生産効率の高い藻類「オーランチオキトリウム」の
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