今日19日(水)18時30分頃、秋田県で「グリーンフラッシュ」とみられる緑色の光が目撃されました。 グリーンフラッシュは日の出直後や日の入り直前の太陽の光が緑色に輝いて見える現象で、「緑閃光」とも呼ばれます。目撃される頻度は高くなく、レアな光学現象といえます。 人間の目に見える「色」は、光の波長ごとに違って見えます。波長が長い光ほど赤っぽく、波長の短い光ほど青っぽく見えます。太陽から届く可視光線は、様々な波長の光線がまじっているため、空高くにある太陽は概ね白っぽく見えています。 また光は、波長が長く赤っぽいほど直進性が高く、波長が短く青っぽいほど散乱して曲がりやすいという特徴があります。 ところで、地球の大気は球形の表面に薄く張り付いている状態なので、真上方向よりも水平に近い方向のほうが、太陽光の経路上に存在する大気が厚い=大気中を通る距離が長いといえます。
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