新型コロナウイルスの感染拡大によるアルコール消毒液の不足で、経済産業省が独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)に要請して行なっていた有効性評価の結果が公表された。「次亜塩素酸水」が一部の「界面活性剤」と共に新型コロナウイルスに対する消毒物資として有効と判断されたことを受け、一般社団法人次亜塩素酸水溶液普及促進会議(JFK)が29日に設立総会と記念シンポジウムを行った。 新型コロナ消毒だけでなく畜産分野にも 越智文雄代表の挨拶の後に、北海道大学の玉城英彦名誉教授が「新型コロナウイルスの有効性」をテーマに登壇し、「新型コロナウイルスだけでなく、次亜塩素酸水溶液の用途を他の領域にも広げるような結果をお示ししたい」と語り、次亜塩素酸水が新型コロナウイルス対策に期待され、エビデンス(科学的根拠)がない中で行った北海道大学の実験結果を紹介した。 「次亜塩素酸水処理によるSARS-CoV-2の不活