昨日、7月28日早朝の南砺地方の大雨被害が激しかった福光町、城端町を訪ねる機会があった。わたしは被害の大きかった太美山地区の近くで生まれ育ったので、この地方はよく足を運ぶなじみの地域である。昨日も父とこの地を訪ねて現地のあまりの変わりように驚きの声を上げると同時に、ニュース報道が富山県庁や南砺市役所の対策協議中心で現地取材がとても少ないことに疑問をもった。 この大雨被害は小矢部川やその支流が上流で決壊して、前代未聞の大惨事を引き起こしたものだった。下流だと濁流が決壊するということはままあることだが、上流では川も細いし決壊することはあまりないことである。それなのに、たった2時間ばかりの雨でこのような甚大な被害になった。土地の人は、こんなにいいところはないと思っていたのに、と絶句しておられた。 この水被害は全国ニュースにもなったものだが、当時は大したことがないとわたしもたかをくくっていた。きの