新人合同自主トレに参加した石川歩。新人とはいえ大卒、社会人経由の25歳。1位指名での入団に応える準備は十分にできているはずだ。 あるスカウトが、今年のルーキーのイチ押しは、ドラフト1位でロッテに入団した石川歩だと話していた。そのスカウトは昨年、シーズン開幕前から楽天の則本昂大の活躍を予言していただけに言葉に信憑性がある。 石川の経歴をネットで調べ、小さく驚いた。あの田中将大と同年代なのだ。ということは広島の前田健太、日ハムの斎藤佑樹、巨人の坂本勇人らとも同級生ということになる。 高卒でプロの世界に入った田中らは、すでに7年間のキャリアがある。田中は国内ではできることをやり尽し、これからメジャーに挑戦しようとしている。その一方で、大卒の斎藤は3年経過し、来年が勝負の年となるかもしれない。また、高卒で入団し、すでにユニフォームを脱いだ選手も少なくない。 そんな中、石川は今季、ようやくプロ1年目