書店の空白地だった富山県立山町に26日、書店がオープンした。コンビニ大手のローソンが立山町前沢の町役場敷地内に、県内初となる書店併設型の「LAWSONマチの本屋さん」として出店。町は文化発信や生活支援、にぎわいの拠点にすることを目指す。 オープンしたのは、ローソン立山町役場店。売り場面積は通常店舗の約1・4倍で、約230平方メートル。書籍の取り扱いは約4千タイトルで、教育や地元関連などの割合を増やした。町の選書コーナーもあり、初回は舟橋貴之町長が担当。1カ月ごとに入れ替える。 住民交流や移住相談、イベントに使えるコミュニティースペースもある。通常の売り場では町の生産団体による地場産の農産物加工品もそろえた。営業時間は午前6時~午後10時。 この日は地域住民らが次々と来店。「本屋は富山市や上市町まで行かなければならず不便だった」「高齢のため移動は歩き。買い物できる場所ができて少しは便利になっ