マネジメント能力の限界を知る――人間ちょぼちょぼ主義 私は人間の本質は時代が変わってもそうは変わらないと思っている、「人間ちょぼちょぼ主義者」です。"ちょぼちょぼ"とは関西弁で"みんないっしょ"の意味ですが、要するに「人間の能力は、それほど高くはなく」「人間には、とくに賢い人も、とくにアホな人もいない。みなちょぼちょぼである」。そして、「ちょぼちょぼの自分」にできることは限られており、何事かを成し遂げようと思っても、一人では何もできない。でも、他人の力を借り、それぞれの長所が生かされたダイバーシティなチームが構成されると、例えば100人に仕事を任せ、100人分の成果を上げることも可能になります。 役職が付き、はじめて部下を持った皆さんは、会社や周囲の期待に応えようと胸を躍らせつつもコミュニケーションの取り方や、仕事の指示の仕方、時間の使い方など頭を悩ますことがあると思います。 これまで、私
![部下を持ったら必ず読む「任せ方」の教科書](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dccdba7884000ac40ef3311ef5f1f35477a5cf7f/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fexecutive%2Farticles%2F1401%2F23%2F130123book.jpg)