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economicsと興味深いに関するprisoneronthewaterのブックマーク (11)

  • 耐久財は大停滞知らず? - himaginary’s diary

    デビッド・ベックワースがタイラー・コーエンの大停滞を裏付ける証拠として、以下のTFP(全要素生産性)の図を2/11エントリで提示した。 これを見ると、確かに1973年を境としてTFPが下方に屈曲している。 このベックワースの図を2ヵ月後の今月4日にコーエンがリンクしたところ、ノアピニオン氏がそれに反応し、以下のさらに興味深い図を示した(Economist's View経由;ベックワースも4/5エントリで取り上げている)。 これを見ると、確かに非耐久財のTFPは下方への屈折が見られるが、耐久財のTFPにはそういった変化は見られず、現在に至るまで継続的に成長を維持しているように思われる。両者が乖離し始めたのは、1973年よりさらに10年ほど前である。 なぜこのような現象が起きたかについては、上記の各エントリのコメント欄でMark A. Sadowskiというコメンターが以下のような説明を提示し

    耐久財は大停滞知らず? - himaginary’s diary
  • Small, Large, or Young?

  • 国際通貨基金がインターナショナルを歌う日? - himaginary’s diary

    A Fistful of Eurosに面白いエントリが上がっていた(Economist's View経由)。内容は、IMFのMichael KumhofとRomain Ranciéreによる最近のワーキングペーパーの紹介。 その概略は以下の通り。 論文の著者たちは、以下の要因を盛り込んだDSGEモデルを提示した: 上位5%の所得層はなぜか富を誰よりも尊び、特にトリプルAの資産を欲しがる。 その資産は金融部門により仲介される。 そのモデルを用いて、労働者の交渉力に負のショックが加わり、所得分布がシフトした場合のマクロ経済シミュレーションを行った。その結果: 金融部門が膨張した。 民間負債の総計が大きく拡大した。 短期的には、信用供与が平均賃金上昇の代わりを果たした。 最後には、大いなる金融危機と深刻な景気後退が訪れ、財政が破綻した。 横這いの実質賃金、上位5%が得る国民所得の比率の増加、金融

    国際通貨基金がインターナショナルを歌う日? - himaginary’s diary
  • 最近読んだ話題のペーパーから - 元官庁エコノミストのブログ

    最近、いくつかの日語サイトでも取り上げられていますが、NBER のワーキングペーパーから興味深い研究結果が発表されています。NBER からはいつも大量のペーパーが発表されていますので、すべてを見ているわけではありませんが、今夜は以下の2のペーパーをごく簡単に取り上げたいと思います。 Jones, Charles I. and Peter J. Klenow (2010) "Beyond GDP? Welfare across Countries and Time," NBER Working Paper No.16352, September 2010Chetty, Raj, John N. Friedman, Nathaniel Hilger, Emmanuel Saez, Diane Whitmore Schanzenbach, and Danny Yagan (2010) "Ho

    最近読んだ話題のペーパーから - 元官庁エコノミストのブログ
  • 大不況(the Great Recession)とDSGEモデル - ハリ・セルダンになりたくて

    以前からある方に「大不況(the Great Recession)をDSGEで分析した論文にはどのようなものがあるか」という質問をいただいていました。残念ながらなかなか時間が取れず先延ばしになっていたのですが、先日少し時間がとれたので、幾つかまとめてみました。 大不況(the Great Recession)とDSGEモデル〜ある方からの質問への回答〜 さて、ご質問の「大不況(the Great Recession)をDSGEで分析した論文は」とのお話ですが、結構いろいろあるので、おおよその話を書かせていただきます(矢野の知る限りサーベイはまだありません)。 [長年に渡る研究の上に現在の議論がある] 現在のアメリカの状況は(1)金融機関の破綻や資産価格の下落、(2)デフレ(もしくはディスインフレ)、(3)ゼロ金利制約(もしくは流動性の罠)といった面で1930年代のアメリカの大恐慌、1990

    大不況(the Great Recession)とDSGEモデル - ハリ・セルダンになりたくて
  • データ量も万能薬ならず - himaginary’s diary

    昨日のエントリに対し、マクロ経済学の観測の問題はデータ量を増やすことにより解決するのではないか、というコメントを頂いた。経済学においてデータ量の不足に悩まなくて済む分野としては、ファイナンスが挙げられる。実は、フォーリー論文では、昨日の引用部の直後で、まさにそのファイナンス研究について論じている。そこで、今日はその部分を紹介してみる。 The problems of financial economics are somewhat different. For one thing, there is a lot of data available on financial transactions. Financial economic research is dominated more by “financial engineering” than by the demands of

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  • シカゴ学派の思想:昔と今 - himaginary’s diary

    というテーマでジェームズ・ブキャナンがリッチモンド大学のセミナーで講演したとのこと(原題は「Chicago School Thinking: Old and New」)。そのドラフトはこちらで読める(Hicksianさんのツイート経由)。 ドラフトの冒頭部は以下の通り。 “Is Chicago School Thinking to Blame?” This question in bold print dominates the cover of the September–October 2009 issue of The University of Chicago Magazine, and directs attention to the feature article by Michael Fitzgerald which discusses the Chicago school

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  • 徒然なる数学な日々 at FC2 - FC2 BLOG パスワード認証

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  • 「ケインズの経済学」とは何か?(その1)

    様々な経済関係の論文・論説・書籍・公表データから感じたことを気軽にメモ風に纏めるブログ。リンク等は御自由に。 現実経済は貨幣経済であり、我が国の長期停滞を考える場合に貨幣的現象が大きく影響しているのであれば、貨幣経済に正面から取り組んだケインズ自身の著作を再検討することが必要だろう。そして「ケインズの経済学」以後のマクロ経済学の潮流は、一般均衡理論の中における「貨幣」の位置づけを巡って展開しているようにも思われるのである。New KeynesianモデルがRBCモデルに硬直性を付加したものという見方は、まさに以下で見るケインジアンの反革命が繰り返し現れていると見ることもできるのではないだろうか。 以下では、小手調べに花輪俊哉監修『ケインズ経済学の再評価』の中から花輪俊哉氏による簡潔なまとめ(序:ケインズ経済学の再評価をめぐって)の印象に残った部分を纏めてみることにしよう。 1.異端の書『一

  • 人民元切り上げ問題と米中経済の統合度 - 梶ピエールのブログ

    実はこの4月から勤め先が代わることもあって、なんやかんやと慌ただしいのですが、たまには中国経済の動きもまとめておきたいと思います。 さて、先日閉幕した中国の今年の全人代(全国人民代表大会)は、このブログでも紹介してきた「地方融資プラットフォーム」とそれを隠れ蓑にした地方政府の債務拡大について謝財政部長と周人民銀行総裁が直接言及し懸念を表明するなど、開発と資産バブルをめぐる中央と地方の対立が一層鮮明になったという点で興味深かったものの、全体としてはなんとなく盛り上がりに欠けたまま終わってしまった。 その全人代の動きと恐らくあまり関係なく、津上俊哉氏が指摘しているように、最近になってアメリカからの人民元の切り上げを求める発言が相次ぐことで問題はすっかり政治問題化した感がある。が、ここではあくまでも為替の問題を経済問題として考えるべきだ、ということを改めて強調しておきたい。 経済問題としてこの問

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  • 「魚の経済学」(山下東子著)を読みました - くじらのねむる場所@はてなブログ

    はじめに なんと、著者御人から献をいただきました。ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。 章構成 序章 日卓を支える野生生物 第1章 漁業は見えざる手に導かれず 第2章 カツオがマグロに、タラがカニに 第3章 魚を獲る仕事、魚を獲る遊び 第4章 海洋大国日 第5章 魚の値段と油の値段 第6章 魚市場とレモン市場 第7章 料自給率のマジック 第8章 漁業はエコか 第9章 漁業における貧困と格差 第10章 水産物貿易のドライバー 第11章 人間の幸せか、魚の幸せか 感想 書に目を通して下さった方々には、魚と経済学が結びついていることをおわかりいただけることと思う。ゲーム理論や実験経済学・行動経済学はもちろんのこと、貿易論、開発経済、環境問題、そして海洋を舞台に繰り広げられる国際性政治など、お好みに応じていろいろな切り口がある。(中略)漁業という響は少し(かなり

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