世界的なゲームクリエイター、宮本茂さん。 その会心の一本である『ピクミン3』が完成しました。 「すっきりした構造ができた」と 表現されたその作品をモチーフにして、 宮本茂さんのゲームづくりの本質に 糸井重里が迫ります。 もちろん、あちこち寄り道しながら。 任天堂社長の岩田聡さんも同席。
―― オリジナル、カズン、WEEKS、 Hobonichi Plannerを1冊ずつ使用中で、 spring版をつかう予定、とのことでしたが、 小説のアイディアは、 オリジナルに書かれているのですか? 西尾 いえ、アイディア等は 基本的には書き留めません。 思いついたものを忘れないうちに書く、 というのがスタンスです。 書いた小説をゲラ(校正刷り)で見る際、 チェックポイントや要点を見落とさないように メモを取っておくくらいでしょうか。 いわゆる創作ノートみたいなものはないんですよ。 ―― あ、ないんですか! 西尾さん、そうとう多作ですし、 登場人物だけでもかなりの人数におよぶと思うので、 何かにまとめてあるんだとばかり‥‥。 西尾 忘れてしまうアイディアは 忘れるべきアイディアだったと考えます。 ノートにプロットを書いてから書き始めるやりかたにも 何度か挑戦しているんですけど、 なんだか
ジブリに入った人は、 いわばそれまでにも大学で投げていた ピッチャーみたいな 技術のある人たちでしょうけど、 ジブリで大塚さんに教わって、また、 目が開くみたいなことがあるわけですか? 目を見開かれて描けるようになる人もいます。 相性がありますから、 ダメな人もいるんですけれど。 ただ、大塚さんは、 「こうやると、たのしいじゃないか」 ということはちゃんと教えてくれるし、 大塚さんが「これは」と見こんだやつは、 ぼくなんかが見ているなかでは、 いいアニメーターになったようですね。 一時は新人教育から 離れていただいていましたが、 去年や今年は、 また大塚さんにやってもらっているんです。 特に今こそ、 大塚さんの血が必要だと思ったから、 ぼくが提案したんです。 今、アニメーション界においては、 ちょっとむずかしい問題が出てきているんです。 さきほど「1枚絵」と 「絵の動き」について話しました
春は新しいことがスタートする季節、 入学、就職、あるいは進級など 環境が大きく変わる人も たくさんいるのではと思います。 きょうは、 そんな人にぜひ聞いてほしい スピーチです。 ニューヨークで生活していたとき、 通勤の途中に アイポッドでよく聴いていたスピーチがある。 有名なスピーチのひとつに数えられているので、 触れたことがある人も少なくないだろう。 2005年6月、 アメリカのスタンフォード大学の卒業式でのことだ。 ゲストとして招かれたスティーブ・ジョブズが、 卒業生たちに向けて、 感動的なスピーチを行った。 スティーブ・ジョブズについては もう説明する必要はないだろう。 大学を中退後、スティーブ・ウォズニアックとともに 20歳でアップル社を設立、 歴史を変える画期的な パーソナル・コンピューターを開発した。 アップルのパソコンは何より美しいことで知られ、 クリエーターなどから熱狂的に
糸井重里がほぼ日の創刊時から 2011年まで連載していた、 ちょっと長めのコラムです。 「今日のダーリン」とは別に 毎週月曜日に掲載されていました。 遠くと、近くは、別のもの。 2009-04-27 近くにいたら迷惑だけれど、 遠くにいるぶんには、おもしろい。 そういうことって、山ほどあるよね。 いや、そういうことばっかりだとも言える。 だいたい、よく言うことだけれど、 悪漢が主役の舞台でも、映画でも、小説でも、 みんな嫌いじゃないだろう。 嫌いじゃないどころじゃない。 大好きだったりするもんだ。 源氏物語みたいな、やたらに恋愛しちゃう主人公も、 歴史的に、ずっと肯定されてきた。 駆け落ちだの、道行きだの、心中だのだって、 たくさんの人たちが共感して、さめざめ泣いたりしてた。 伝説の人たちの蛮勇を語るのも、人は大好きだよね。 往年のスターたちの狼藉も、みんな魅力として語る。 勝新太郎を語る
糸井重里がほぼ日の創刊時から 2011年まで連載していた、 ちょっと長めのコラムです。 「今日のダーリン」とは別に 毎週月曜日に掲載されていました。 「私」を組み込んだ考え。 2009-04-13 「私」というものを、 まったく別の場所に置いたままでも、 ものごとを考えることはできる。 この世界的な不況はどういう理由で、 どうなっていくのかについてだって、 日本という国とある国との関係をどう考えるかだって、 文明の進歩とその行き詰まりについてだって、 知的所有権のこれからについてだって、 若者の結婚離れについてだって、 じぶんのことと関係なく、いくらでも語れそうだ。 世の中のたいていの問題は、 ひょっとしたら考えなくても済むことばかりだ。 でも、いざ考えることになったら、 どこかに「私」というものが関わることになる。 ちょっとでも「私」と、その問題の関わりが でてくるはずなのだと思う。 ど
「永田くん、永田くん‥‥」と 糸井重里が呼びかけてきたのは WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で 日本が見事にV2を達成した翌日のことである。 野球好きはもちろん、たまたま観ちゃった人でも 「なんか、それについてしゃべりたいぞっ!」 というふうになっているときのことである。 当然、そのときの糸井重里も 「のどからWBCが出かかっている状態」だったが、 受ける永田もまったく同じ状態である。 そして、糸井重里はこう続ける。 「もうさ、ゲストも材料もなしでいいからさ、 いま、バーッと、しゃべっちゃおうか?」 うん、うん、そういうことって、あるはず。 そんなわけで、思い立ったら、雑談。 熱情の冷めぬうちにしゃべり、 記憶が薄れぬうちに更新する、 ロマンティック突貫系コンテンツ。
一周まわったところで、 自分の男観を言うと・・・ ぼくが、「男らしいなぁ」と 最初に思ったのは、橋本治くんと話した時です。 男らしいという言葉は こういう時のためにあるんだと思ったのは、 単純なんですけど、若いころのある日、 「糸井さんさぁ、お金貸してくんない?」 って訊かれたことなんですよ。 「いくら?」 50万円か20万円か、10万単位のお金。 若い者どうしだから、右に左に、 ポンポン動かせる数字ではなかった。 その時に、自信を持って 「お金を貸してくれ」と言った態度が、 まず、ものすごくかっこよかったんですよ。 「悪いねえ」とかいう言いかたではなくて・・・。 それだけキッパリ頼まれたら、 こっちも勢いで「いいよ」って言いますもの。 「家賃が払えないから、 返すのはいつのつもりだけど、 それよりも後になるかもしれない」 とか、もう理路整然と言うわけ。 オレもなんでそこで 男らしいなぁと
特に、印象が強かったですね。 「ヘンタイよいこ」とかもあったけど、 金魚宣言のイメージが長くあって、 で、会社作ったのもぐうぜんで、 バブリーな時に、まんがって 部数すごく多いじゃないですか。 だから何でもありになって、 仕事もやりたい放題で、 税金がもったいないから 会社にしたほうがいいよ、と言われて 作ったんですが、その時の会社の名前も 金魚宣言の感じがいいなと思ってて。
えー、みなさん、こんにちは。 ひさびさの「ほぼ日」ラジオ部門ですが、 今日は、ゲストに 作家の冷泉彰彦さんをお迎えしました。
<公平と不公平について> このへんのことを書くと、 何かあったんですか、と後でよく訊かれるんだけれど、 「ないです」と、まず、言っておきます。 ずっと長いこと、会ったことのない大勢の人たちと、 会話をし続けていて、 「いつかこういうことを書こうかな」と思っていたことを、 いま、書きはじめてみただけです。 ま、うまく言えるかどうかわからないけれど、 とにかく書きだしてみます。 「全員が満足する結論なんてないよ」とは よく言われることだけれど、 やっぱりできることなら、 みんなが満足しているほうが、 自分にもみんなにも気持がいい。 清らかな瞳で、「この恋が実りますように」と お祈りしている乙女がいたら、 「ああ、うまくいくといいな」と、思ってしまうけれど、 彼女の願いが実現したら、 同じ男性に恋をしている他の乙女だかおばさんだかの願いは、 叶わないということになってしまう。 この寒い今ごろって
日本で生まれ育った私が、 アメリカに暮らして最も実感として感じたのは、 アメリカは宗教国家であるということだった。 建国の成り立ちからして、 ヨーロッパで迫害されたピューリタンと呼ばれる キリスト教徒たちが、理想の国を作ろうとしたのが アメリカだと理解していたとはいえ、 それは私にとってあくまで教科書の上でのことだった。 しかし実際に住んでみると、 アメリカ人の中にいかに建国の理念が生きているか、 そして同時にいかに信仰に縛られて 身動きがとれなくなっているかを実感することになった。 2004年に私は、 テキサス州サンアントニオアにある コーナー・ストーン教会を訪ねた。 この教会は信者1万7千人、 運営するヘイギー牧師はキリスト教の福音派と 呼ばれる人々の間で大きな影響力を持っていた。 福音派とは、聖書の教えを文字通り真実と受け止め、 中絶や同性愛に反対する、 キリスト教の中でも保守的とさ
32枚目:「ちがいがわかる。」 おしまいやす。 おうちとこのぼんぼん、 よう勉強でけてよろしおすなあ! …マイブームは京言葉。 こっきり、シルチョフどす。 ピラミッドが教室になってる学校でも ツツジ咲き乱れる中で新学期は始まり 私は一足早い五月病を迎えてます。 「周囲はまるごと初めまして」。 そんなフレッシュマン。 和訳するなら新鮮人間な 新入生・新社会人の方々は この時期の最初の立ち振る舞い如何で 「あいつはこういう奴だ」。 というイメージが持たれてしまって そのキャラを演じているうちに それが自分の性格になってきたりもするので大変です。 ある程度の年齢になって 交友関係の拠点が分散してくると 極端に別人にもなりにくく それなりに固まってはきますけれど… 半径2、3キロが全世界。 そんな小学生の頃の性格なんて 最初の友達やクラス分け、席順次第で 決まっているような気さえします。 こわいで
その電話ボックスに電線が引いてあって、 明かりがともってるんですよ。 ‥‥あきらかに不自然でしょう?
梅田さんが書かれていたなかで すごくおもしろいなと思ったのは、 あるときから、原則として、 「自分より年上の人には会わないことにした」 っていうことなんです。 ま、今日はちょっと違いますけどね。
そうですね。 糸井さんと梅田さんが 会ったことがないというので、 一度会っておいたほうがいいんじゃないですかと。 まぁ、それだけのことなんですよね。
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