6月2日、北海道・夕張の病院で起きたある出来事が全国に報道された。 5月に、夕張市内の男性が首つり自殺を図って心肺停止状態となった。その男性を北海道夕張市立診療所(夕張医療センター)に救急搬送しようとしたところ、理事長の村上智彦医師が受け入れを拒否し、男性患者が死亡した、というのだ。 報道によれば、同センターは2009年秋にも心肺停止状態の自殺者の受け入れを断ったことがあり、夕張市の藤倉肇市長が今回の事態に対して「誠に遺憾」と発言したという。 報道は、センターが救急搬送を断ったことを糾弾する論調である。 しかし、そうした報道から見えてこないことは、あまりにも多い。 村上智彦医師は財政破綻した夕張に単身で飛び込み、地域医療の維持と再生のために、まさに孤軍奮闘している人物である。 そんな村上医師がなぜ救急患者の搬送受け入れを断ったのか。そもそもセンターは本当に救急搬送を受け入れるべきだったのだ
88歳の中国人女性が家族に連れられ救急外来を受診した。彼女は3日前から嗜眠的となり、歩行や摂食が不可能になったということだった. この女性はここ数ヶ月、糖尿病のコントロールのため、一日1~1.5kgの生の”Bok Choy”(白菜)を食べていたと言うことだった。なお、今まで甲状腺疾患の既往はない。 診察時、患者は嗜眠状態で、体温は36.1℃、脈拍は58/分、血圧は181/89mmHg, 呼吸は22/分、血液酸素飽和度は92%であった。 眼窩周囲には浮腫があり、巨舌が認められたが、甲状腺は触手不能であった。下肢にもまた浮腫があり、皮膚乾燥、毛髪の荒れも目立った。 神経学的検査では右下肢にクローヌスと反射亢進が認められたが、これは以前の脳卒中発作によるものと思われた。他の所見は正常であった。 血液検査では著明な低Na血症(118mmol/L)と甲状腺刺激ホルモンの高値(74.4mIU/L;正
どうも首相も就任以来の活動を総括されて辞任されましたが、医療ブログ的には夕張の総括の方が気になりますから取り上げます。事件の概要については中間管理職様のまた夕張 「救急受け入れ、また拒否 夕張市立診療所 心肺停止の男性」とか、うろうろドクター様の夕張に村上智彦先生はもったいない。とか、ssd様の夕張雑言あたりを御参照下さい。 いわゆる新聞沙汰(これも死語になるだろうなぁ・・・)になりましたから、行政の対応に注目してみます。つうてもソースはマスコミのみなのですが、 6/1付共同通信(47NEWS版) 6/1付産経MSN 6/2付北海道新聞 6/2付タブロイド紙(Yahoo !版) 並べてみると錚々たるソースですが、夕張市長藤倉肇氏のお言葉を並べてみます。市長発言は記事の「」付き引用の部分ですから、建前上は切り貼りがあっても市長が実際に発言した部分とされるところです。 共同通信 夕張市が立ち上
3月28日 農業は地球の環境悪化の緩和に重要な役割を果たす フランス農学・獣医学・林学研究院 アグリニウム会長 マリオン・ギュー 氏 3月8日 近未来SF漫画で描かれるテクノロジーの未来 漫画家 山田胡瓜さん 12月28日 「世界中の望遠鏡が協力して中性子星合体を観測 ―重力波と光の同時観測『マルチメッセンジャー天文学』の幕開けは、何を意味するのか?」 理化学研究所仁科加速器研究センター 玉川 徹 氏 4月20日 《JST主催》『女性研究者と共に創る未来』公開シンポジウムを開催 「科学と社会」推進部 4月13日 《JST共催》『ひかり×ひと』-『情報ひろばサイエンスカフェ』で大学院生と中高生らが語り合う 「科学と社会」推進部 4月10日 「持続可能な食の未来へ」をテーマに「ノーベル・プライズ・ダイアログ東京2018」開催 世界中からの食の専門家が集結 「科学と社会」推進部 4月11日 信頼
病院が適切な治療を怠ったため重度の障害が残ったとして、福岡県柳川市の男児(4)が、病院を経営する雪の聖母会(同県久留米市)に約1億3900万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁久留米支部は28日、病院側に約1億3300万円の支払いを命じた。 田中哲郎裁判長は判決理由で「注意義務を尽くして治療していれば後遺症が発生することはなかった。担当医師には過失が認められる」とした。 判決によると、男児は平成17年8月に生まれ、同病院で重症肺動脈弁狭窄症と診断され治療を受けた。9月の手術後に高カリウム血症の症状があったのに薬の投与などの治療が遅れ、低酸素性虚血性脳症で生涯介護が必要な後遺症を負った。
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