2002~2003年頃に注目され、その後も安定したアクセス数のある「医学都市伝説」コーナー。一般に常識として知られるものから、怪談めいた話まで、医療にまつわる様々な都市伝説とその実際がまとめられている 都市伝説がブームになる以前から、真実味を持って迫る未知の世界のエピソードは人々の心をつかんでやまない。 2002年頃、医療の世界にまつわる様々な都市伝説を綴ったサイト「医学都市伝説」がネットで注目を集めた。軽妙な文体や、シニカルで鋭い視点、知識と経験に裏付けされた説得力のある文に惹かれる人は多く、ブームが去った今も人気を保ち続けている。 管理人は「日本がまだ貧しい発展途上国だった時代に、某田舎官立大医学部を卒業」(公式サイトより)という匿名の医師。ハンドルネームさえ用いないスタンスで運営を続けているが、同サイトを書籍化した際に用意したペンネーム「坂木俊公」氏と呼びたい。 坂木氏は、還暦を過ぎ
精神科医から見ると、処方をする側の薬の「難易度の相違」があるといわざるを得ない。このようなことは過去ログで時々出てくるので、ずっとこのブログを読んでいる人はわかると思う。 比較的新しい薬物では、ルーラン、エビリファイ、トピナ、ラミクタールは難しいと思う。 一方、てんかんや双極性障害に使われるデパケンR、リボトリールなどは処方し易い薬物である。 非定型抗精神病薬6剤のなかでは、リスパダール、ジプレキサ、セロクエルは敷居が低いというか、処方する側から見ると、一見、難易度が低い薬物である。 とりあえず、処方することができる。 という安易さがあるが、この3剤は奥行きがあるので、単に処方し易いと言う表面的なものだけでは片付けられない。 処方される薬物には、効果、副作用があり、またそれが時間の推移によって変化していくからである。当初は易しかったのに、次第に迷宮、つまり難しい局面に入り込むこともある。
薬害イレッサ訴訟会見 原告団長の近沢昭雄さん(左)と阿部哲二弁護士=25日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ(瀧誠四郎撮影) 副作用で多数の死者が出ている肺がん治療薬「イレッサ」をめぐり、死亡した患者の遺族計4人が輸入を承認した国と販売元の「アストラゼネカ」(大阪市)を相手取り、計約7700万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が25日、東京地裁(松並重雄裁判長)であった。原告側は「被告は危険性を認識しながら販売し被害を拡大させた」と主張して結審した。判決期日は追って指定される。 原告側は「臨床試験など副作用による死亡が複数あったのに、国は十分な検討をせず承認した。ア社は承認前から『副作用が少ない』などと宣伝、販売した」と指摘。市販後も医療機関への警告を怠ったなどと批判した。 これに対し、国などは、「国内臨床試験での死亡例はなかった。販売後も危険性が判明した際に早期に適切な対応をしてきた」な
医学部の卒業前の頃、医局紹介という名の飲み会が催される。 料理は概ね中華料理くらいが多かったように記憶している。ただ希望があれば、2次会、3次会、4次会まで行くことがあるので、酒豪と呼べる人がいないと盛り上がらないと言えた。学生より先に酔い潰れては話にならない。 この会の真の目的は兵隊の確保。 その意味では、米軍の海兵隊の募集とあまり変わりがない。兵隊が不足すると、将来関連病院への派遣が困難になり、ローテーションも滞り、深刻な事態になる。元々、個々の関連病院には、 1、 症例を経験するという点で勉強になるかどうか。 2、 上の先生に優秀な人がいるか。 3、 報酬。 4、 僻地かどうか(つまり暮らしにくさの程度)。 5、 派遣される期間の長さ。 等の点で良し悪しがあった。どこに派遣されるかは多少は希望ができるとしても、最終的には医局の意向が優先される。 精神科の場合、精神保健指定医なる制度が
このブログは患者さんだけでなく、その家族や実際に診療をしている精神科医、他科の医師、看護師、コメディカルスタッフ、医学部在学中の学生、あるいは医学部を目指している高校生の人たちも見ていると思う。 今回のエントリでは、精神科医という職業がどのようなものなのか少し紹介したい。 いつかも書いたが、このブログは色々な人たちにもわかる内容に見えるが、一部、実際に診療している人しか理解できないと思われる記事もある。実のところ、あまり啓蒙的なものを意識せず自由に書いている記事もあるからである。 また、最近の記事はなるだけ長文を避けるようにしているが、短すぎると抽象的になり、読者の皆さんにはかえって理解できないようである。(精神科医なら概ね理解できる)どのくらいの長さにするかはいつも思案している。 自分のブログの過去ログを検索すると、全く記憶にも残っていない記事を発見する。同じ内容を書かないように注意はし
日常的な長時間労働に加えて、ローテーションでの夜勤や休日の勤務。さらには緊急時の呼び出しと・・・日本と同様、医師の労働環境は過酷だ。さらに、厳しいヒエラルキー社会で、若手医師は1カ月に3度もの週末勤務を命じられたり、3年連続でクリスマスや年末年始を出番にされたりと、家族や恋人と過ごす時間を犠牲にし、人間らしい生活すら保障されない。 こうした現状を嫌って、職業として医師を選ぶ人が年々減少、医師不足が加速しているのだ。そして、慢性的な医師不足が医療現場の環境を一段と厳しくし、受診拒否や医療ミスなど患者にもしわ寄せが及んでいる。 「医師不足を少しでも緩和したい」という病院側のニーズと、「勤務医として病院に縛り付けられず、もう少し人間らしい働き方をしたい」という医師側のニーズに目をつけ、ドイツでは2005年頃から、医師不足の医療現場にドクターを派遣する「医師派遣サービス業」が花盛りだ。2010年7
顔面全体の移植手術を受けたスペイン人の男性が26日、スペイン・バルセロナで記者会見し、新しい顔を披露、手術を担当した医師らに感謝した。 手術を実施したバルセロナのバル・ド・ヘブロン病院によると、これまでにフランスや中国、米国、スペインなどで11件の顔面移植手術が実施されたが、いずれも部分的な移植で、顔全体の移植は世界で初めてという。 この男性は31歳のオスカーさん。5年前に銃で顔に重傷を負い、呼吸や食事、話すことさえ困難になった。9回手術を受けたが失敗し、顔面移植を決意したという。 今年3月20日に約30人の医師のチームが24時間にわたる顔面全体の移植手術を実施。顔の筋肉、皮膚、鼻や唇、あご、歯、口蓋、ほお骨などを移植した。(共同)
3月28日 農業は地球の環境悪化の緩和に重要な役割を果たす フランス農学・獣医学・林学研究院 アグリニウム会長 マリオン・ギュー 氏 3月8日 近未来SF漫画で描かれるテクノロジーの未来 漫画家 山田胡瓜さん 12月28日 「世界中の望遠鏡が協力して中性子星合体を観測 ―重力波と光の同時観測『マルチメッセンジャー天文学』の幕開けは、何を意味するのか?」 理化学研究所仁科加速器研究センター 玉川 徹 氏 4月20日 《JST主催》『女性研究者と共に創る未来』公開シンポジウムを開催 「科学と社会」推進部 4月13日 《JST共催》『ひかり×ひと』-『情報ひろばサイエンスカフェ』で大学院生と中高生らが語り合う 「科学と社会」推進部 4月10日 「持続可能な食の未来へ」をテーマに「ノーベル・プライズ・ダイアログ東京2018」開催 世界中からの食の専門家が集結 「科学と社会」推進部 4月11日 信頼
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「How to Survive a Medical Malpractice Lawsuit: The Physician’s Roadmap for Success 」という本の抜き書き。 米国の本だから、日本の裁判で、こうした考えかたがどこまで役に立つのかは分からない。 訴訟されるとこうなる ある日いきなり訴状が来る。頭を殴られたような感じがする 最初の数時間、あるいは何日間は、ただただ混乱する。受容には時間がかかる 最初にすべきこと 医療過誤保険の証書を取り寄せなくてはならない。保険の補償範囲について、弁護士を選択する権利について、和解を拒否する権利の有無について、 まずは確認する 保険の制限について。加入している医療過誤保険が、非経済的な症状に対する制限を設けていないかどうかを 知ることが大切です。非経済的な症状とは、痛みや苦しみで、これをカバーしている保険に入っている場合には、少し
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